大友克洋の原画約3000枚を展示する「大友克洋GENGA展」が、4月9日から東京・千代田区の3331 Arts Chiyodaにて開催される。これに先がけ、去る4月7日に内覧会が行われた。 前作から約20年ぶりとなる画集「KABA2」の刊行を契機に実現した、大友初の総合原画展。「AKIRA」「童夢」などの代表作をはじめとした、マンガ家としての39年分の足跡がまとめられている。宮城県出身である大友の意向により、収益の一部は被災地復興のため寄付される。 目玉は約2300枚にも及ぶ、「AKIRA」の全原稿。原稿はショーケースの中に数段に重ねて並べられ、マンガの展開を追うように鑑賞を楽しめる。また壁掛けの展示スペースには、単行本化されていない初期作品を含むさまざまな原画がずらり。カラーやラフ、アニメ作品に至るまで、まさに出し惜しみなしと言える展示量だ。 そしてもうひとつの目玉は「AKIRA」の主人