過激派活動家らが新入生勧誘活動のために、キセル乗車で電車移動を繰り返していたとして、警視庁公安部などは18日、電子計算機使用詐欺の疑いで東京都台東区、革労協反主流派の活動家、中沢康一容疑者(42)ら2人を逮捕、同派の活動拠点・赤砦社などを家宅捜索した。 同部によると、2人は調べに対して黙秘している。 逮捕容疑は、平成22年6月21日、JR上野駅~宇都宮駅間で、最寄り駅までの乗車券で自動改札機を通って回数券で出るという手口で運賃をごまかし、帰りは回数券で入り、行きに買った乗車券で渋谷駅で降りる手口でキセル乗車。同28日にも同様の手口を繰り返し、正規の運賃との差額6360円をだまし取るなどしたとしている。 公安部によると、2人は自動改札機のない駅発行の回数券で、改札を通過していたいう。宇都宮大学で新入生の勧誘活動をするため、東京から移動を繰り返していたとみられる。 キセル乗車は詐欺容疑や鉄道営