(CNN) オーストリアの首都ウィーンの劇場で12月初旬、自殺の場面を演じていた30歳男優がナイフで首を切って出血、病院に運び込まれる騒ぎがあった。オーストリアの地元メディアが12日までに報じた。 使ったナイフは本来、切れなくした種類のはずだったが、本物のナイフに代わっていたらしい。警察が単なるミスか事件性が絡むのかを調べている。 男優は問題の場面で首から血を流しながら、突然倒れていた。観客は、実際に首が切れたとは思わず、拍手を贈っていたという。 男優の命に別条はなく、次の夜の公演には首に包帯を巻いて出演している。