等々力陸上競技場(川崎市中原区)の改修に向けて、川崎市が進めている検討作業の進み具合について聴く会が開かれた。市側は、同競技場がある等々力緑地のスポーツ施設の再配置について、サッカー専用競技場の新設を含む4案を検討していると説明した。 説明会は6月27日、同市中原区宮内の会館とどろきであった。同競技場を利用する競技団体などでつくる「等々力陸上競技場の全面改修を推進する会」が開催。市から公園緑地まちづくり調整室や公園緑地課などの担当者を招き、川崎フロンターレのサポーターら約100人が参加した。 市側の説明によると、競技場の新設は、緑地北の下水処理施設に公園用地を拡大するまでは建ぺい率の問題から難しいとした。そのうえで、新設の場合は最短で2024年以降になるとの見方を示した。 一方、説明会への参加者からはサッカー専用競技場新設を求める声が相次いだ。 フロンターレの武田信平社長は「フロン
陸上の日本選手権が6月4〜6日、香川県立丸亀競技場で行われた。ここ数年は6月下旬だったが、今年はサッカーのワールドカップ(W杯)と重なるのを避けて上旬に繰り上がった。「五輪の花形」とも言われる競技だが、W杯の注目度には負けてしまうだろう。スポーツニュースの中で埋没しないため、日程を変えた日本陸連の判断は賢明だった。 野球やサッカーに比べれば華やかさに乏しく、どちらかと言えば地味な印象の競技であることは否めない。そんな背景もあってか、今大会は陸上選手の競技環境の貧弱さが気になってしまった。 女子棒高跳びで4メートル25の自己ベストで優勝した我孫子智美(光泉AC)は、滋賀県の自動車整備会社で午後3時までパートタイムで働き、それから母校の光泉高を母体とするクラブで練習している。 同志社大4年生だった昨年9月、日本学生記録を2センチ更新する4メートル22で日本学生対校選手権の4連覇を達成。その時に
室伏広治 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は10日、ドーピング違反で北京五輪の陸上男子ハンマー投げのメダル剥奪(はくだつ)処分を受けたことを不服とした2位のワジム・デビャトフスキーと3位のイワン・チホン(ともにベラルーシ)の訴えを認める裁定を下した。メダルは両選手に返還され、3位に繰り上がるはずだった室伏広治(ミズノ)は5位のままとなることが確定した。 両選手は2008年北京五輪での検査で筋肉増強剤テストステロンの異常値が見つかり、国際オリンピック委員会(IOC)が同年12月に失格とメダル剥奪処分を決めた。選手側はすぐCASに提訴。主に検査手続きの不備を主張した。CASは、検査を担当した北京の分析機関が検査手続きを定めた国際基準に違反する手順を踏んでいたと認定し、両選手の資格を回復するのが妥当と判断した。
日本選手権第1日(4日、香川県立丸亀競技場)「位置について」「用意」から「オン・ユア・マーク」「セット」へ−。4日、香川県立丸亀競技場で開幕した陸上の日本選手権は、今年導入されたフライング1回で即失格となる国際規則に慣れる狙いで、スターターの合図を英語に変更した。だが号砲のタイミングに戸惑う選手が続出し、フライングで失格者も出た。 全国陸上競技スターター研究会の野崎忠信代表(72)によると、大正時代は国内でもスターターが英語を使用し、日本選手権では約80年ぶりの復活。女子短距離の福島千里(北海道ハイテクAC)は「特に気にならなかった」と笑顔で振り返ったが、初日は号砲のタイミングが早撃ちになる傾向もあった。 男子200メートルの高平慎士(富士通)は「よーいとセットという言葉の違いで、人によってリズムにばらつきがあった」と訴え、男子110メートル障害の内藤真人(ミズノ)は「電子音声で均一化でき
陸上のダイヤモンドリーグ第2戦は23日、上海で行われ、男子200メートルは世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が19秒76をマークし、2位のアンジェロ・テーラー(米国)に0秒58の大差をつけて優勝した。高平慎士(富士通)は21秒12で7位だった。 ダイヤモンドリーグは国際陸連がトラック大会の最高峰シリーズとして今季から新設し、世界で14大会を行う。(共同)
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