本格衝突避け幕引き図る 攻撃受けたイラン、静観の構え―レーダー標的にとどめたイスラエル 時事通信 外信部2024年04月21日07時10分配信 イラン最高指導者ハメネイ師=3日、テヘラン(最高指導者事務所提供・EPA時事) 【イスタンブール時事】イスラエルによる19日のイラン攻撃で、イラン指導部は20日もほぼ静観を続け、イスラエルも表立って攻撃を認めていない。双方とも「報復の連鎖」による本格衝突は避けたい考えとみられ、慎重な対応に努めている。 緊張緩和へ慎重対応 戦闘機からミサイル3発か―イスラエル・イラン 最大の焦点は、イランが1日の在シリア大使館空爆への報復として行った大規模攻撃に続き、再びイスラエルに反撃するかどうかだ。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は19日、イランの対応は緊張激化回避の意図の表れで、米政権内でも作戦についてかん口令が敷かれていると伝えた。 イランのライシ大統領