機密文書問題が紛糾 バイデン政権2年、思わぬつまずき 2023年01月20日07時07分 バイデン米大統領=12日、ワシントン・ホワイトハウス(EPA時事) 【ワシントン時事】バイデン米政権は20日、発足から2年の折り返し地点を迎える。昨年の中間選挙で「善戦」し足場を固めたバイデン大統領だが、今年に入り副大統領時代の機密文書を自宅などに持ち出した事実が発覚。野党・共和党は批判を強め、2024年大統領選への再選戦略に影響する恐れも出てきた。 米バイデン氏私邸からまた機密資料 「なぜ事実関係を明らかにしなかったのか」「米国の機密保護は機能しているのか」。ホワイトハウスの報道官は連日、会見で記者団の厳しい追及にさらされている。政権側は共和党が「政争の具にしようとしている」と批判の矛先をそらそうとしているが、事態収拾の気配はない。 問題となっているのは機密管理のずさんさ以上に、バイデン氏側に透明性
バイデン次期米大統領、就任後10日に4つの「重複した」危機に対処へ Jennifer Epstein、Gregory Korte、Nancy Cook バイデン次期米大統領は就任後すぐに、新型コロナウイルス感染拡大やその経済的影響など4つの大きな課題に取り組む方針だ。大統領首席補佐官に指名されているロン・クレイン氏が就任後10日間の計画を明らかにした。 クレイン氏が次期政権の顧問らに宛てた16日の文書によると、バイデン氏は「4つの重複した複雑な危機」に対処する。新型コロナウイルス感染症、その結果としての景気悪化、気候変動、人種差別問題の4つ。 クレイン氏によると、バイデン氏は就任式典が行われる20日に、十数件の行動を計画している。通常、就任初日は大統領としての仕事より式典が中心になるが、今回は新型コロナや治安への懸念から式典は縮小されている。 初日の案件には、学資ローンの返済猶予を今月31
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