出光興産の創業家が同社と昭和シェル石油との合併計画に「待った」をかけた。両社の合併構想は石油元売り業界の再編に火を付けたが、先行きは見通しにくくなった。今年に入り、創業家がトップ人事など会社の重要な意思決定に大きな影響を及ぼす例が相次ぐ。企業の経営者だけではなく、創業家というオーナーも含めた企業統治のあり方が問われている。「異質の企業体質を持つ」「合併に反対する理由の第一は、出光と昭和シェル
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