バイデン米大統領、同時多発テロ捜査資料の機密指定解除を指示バイデン米大統領は司法省に対し、2001年９月11日に起きた同時多発テロ事件に関する連邦捜査局（ＦＢＩ）の捜査の検証と、関連文書の機密扱いを向こう６カ月以内に解除するよう指示した。 バイデン大統領は３日、検証を命じる大統領令への署名を発表した声明で、「同時多発テロ関連文書の機密指定解除に関して透明性を確保することを私は約束しており」、事件から20年になるのを前に約束を守ると表明した。 米国で3000人近くが犠牲になった同時多発テロから20年の節目は約１週間後。この事件を契機にアフガニスタンに進攻した米軍は先月末、混乱の中で同国からの撤収を完了した。 事件の遺族らは長年、ＦＢＩ文書の機密指定を解除し公表するよう求めていた。一部の遺族は、攻撃を実行したテロリストの大半がサウジアラビア出身であり、同国政府との関連性を示す証拠をＦＢＩがもみ消したと考えている。サウジ政府は長年、事件への関与を一切否
