新大統領就任、歓迎と批判=国民の溝深まる-米 20日、ワシントンで、トランプ米大統領の旗を振る支持者(AFP=時事) トランプ米新大統領が就任した20日、米各地で華やかな祝賀行事が催される一方、反対派は激しい抗議行動を繰り広げた。トランプ氏は就任演説で「ワシントンから国民への権力移行」の意義を訴え、結束を呼び掛けたが、極端な主張を掲げ、暴言を繰り返してきたことから、大統領就任が国民にもたらした溝は深い。 夫と共にテキサス州からワシントンへ足を運び、初めて就任式に出席したマリア・エリゾンドさん(76)は、就任演説の感想を聞くと、両手の親指を立てて「グレート」。共和党予備選ではトランプ氏に投票しなかったが、今は「100%支持する」。「同じような人々が支配層にとどまっていることに、国民はうんざりしている。(新大統領は)現状を変えてほしい」と語った。 ニューヨークの金融の中心、ウォール街を歩い