10月11日、日銀によると、長期国債と国庫短期証券を合わせた日銀の国債保有残高が7日に400兆3092億円となり、初めて400兆円を突破した。国債発行残高のほぼ4割に達する。日銀本店で9月撮影(2016年 ロイター/TORU HANAI) [東京 11日 ロイター] - 日銀によると、長期国債と国庫短期証券を合わせた日銀の国債保有残高が7日に400兆3092億円となり、初めて400兆円を突破した。国債発行残高のほぼ4割に達する。 日銀は2013年4月に2%の物価安定目標の実現を目指し、大規模な長期国債の買い入れを柱とする量的・質的金融緩和(QQE)を導入。当時の国債保有残高は130兆円程度だったが、3年半にわたる積極的な金融緩和で約3倍に膨らんだことになる。 日銀による長期国債買い入れは、QQE導入当初は保有残高を年間50兆円増加させるペースとしていたが、14年10月の追加緩和で80兆円ペ