この記事は2020年6月16日に公開した記事のうち、抗原検査に関する記述をアップデートしたものです。(最終更新日:2020年6月23日) 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対して、これまでPCR検査一辺倒だった日本でも、抗原検査や抗体検査が行われるようになりました。抗体検査については、厚生労働省が、東京、大阪、宮城の3都府県で約1万人を対象とする検査を行い、その結果も報告されています。これら3つの検査は、どこがどう違うのでしょうか。それぞれの検査で陽性となること、陰性となることは、一体何を意味するのでしょう。本記事では、これら3つの検査の特徴や目的を整理し、さらにそれらの検査が抱えている問題について考えてみます。 PCR検査、抗原検査、抗体検査の違いとは PCR検査、抗原検査、抗体検査の違いをごく簡単に示したのが表1です。
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