香港民主派「日本もしっかり意見を」 オンライン会議で訴え―東京 2020年06月09日19時56分 香港の統制強化に向けて中国が導入を決めた「国家安全法」に関するシンポジウムが9日、東京都内で開かれた。香港民主派の周庭さん(23)がオンラインで参加し、「『国際社会が見ている』というメッセージを出すことは大事だ。日本政府も自分の意見、立場をしっかり伝えてほしい」と訴えた。 香港、各地の商業施設で抗議 「100万人デモ」1年 これまで反政府デモへの参加や海外への働き掛けを続けてきた周さんは「(国家安全法の導入により)何(の罪)で収監されるか分からず、大げさではなく本当に怖い」と心情を吐露。英国から中国への返還後50年間は香港に「高度な自治」が保障されていることに触れ、「(期限が切れる)2047年だけでなく、あす何が起きるか分からない状況だ」と危機感をあらわにした。 参加した倉田徹立教大教授(現