中国から日本に向かう観光客が急増するなか、29日に始まった国際線の夏ダイヤで日本と中国本土を結ぶ路線は週100便余りの大幅な増便となり、中国人観光客の増加の勢いをさらに後押ししそうです。 このうち、中国の格安航空会社、春秋航空は今回、上海と旭川を結ぶ路線を新規に就航させ週2便の運航を始めるほか、四川省の成都など中国の4都市と関西空港を結ぶ路線も新たに就航させます。このほかにも、中国の複数の航空会社が、中国各地と関西空港や静岡、福岡、鹿児島などとの間で新規路線の就航や増便を行っています。 日中の航空関係者は「各社ともに今後も中国人観光客の増加を見込めると判断しているのだろうが、1回のダイヤの変更で2国間を結ぶ航空便がこれほど大幅に増加するのは極めて珍しい」と話しています。 円安が続いていることなどを背景に中国から日本に向かう観光客は急増しており、今回、日中間の路線が大幅な増便となったことで中
イランの核開発問題の最終的な解決を目指してスイスで行われているイランと欧米などの協議にフランスとドイツの外相が相次いで加わり、合意の枠組みをまとめる期限が3日後に迫るなか、閣僚級による大詰めの交渉が本格化しています。 これまでの協議はアメリカのケリー国務長官とイランのザリーフ外相が中心となって進められてきましたが、28日にはフランスのファビウス外相とドイツのシュタインマイヤー外相が相次いで現地入りし交渉に加わりました。 協議を前にファビウス外相は、「進展があったものもあれば、十分な進展がない問題もある。約束がしっかりと守られるよう、透明性の確保が重要だ」と述べ、核の軍事利用を確実に防ぐ手だてなどが必要だという認識を示しました。また、シュタインマイヤー外相は、協議をスイスの山に例え、「頂上は見えているが、最後の部分が一番難しい」と述べ、イランに対する制裁の解除の方法などを巡って、依然として隔
中国が提唱するアジアインフラ投資銀行について、習近平国家主席は「既存の国際金融を補完するものだ」と述べて、中国は新たな銀行でアメリカなどが主導する既存の国際金融機関に対抗しようとしているのではないかという警戒感を払拭(ふっしょく)するねらいがあるものとみられます。 この中で、習主席は、アジアインフラ投資銀行について、「この銀行は既存の国際金融に対抗するものではなく、補完するものだ。現状ではニーズを満たせないので新しい方法でやらなければならない」と述べました。 これは、中国は新たな銀行で世界銀行やアジア開発銀行などアメリカなどが主導する既存の国際金融機関に対抗しようとしているのではないかという警戒感を払拭するねらいがあるものとみられます。 また、習主席は「中国が強大になれば覇権を求めて脅威になるという人がいるが、中国の古くからの精神をみればそんなことを言う必要は全くない。万里の長城は自分自身
日本の潜水艦に「高い関心」=飛行艇購入にはなお時間−印国防相 インドのモディ首相(左から2人目)と並ぶパリカル国防相(右隣)=2014年11月、ニューデリー(AFP=時事) 【ニューデリー時事】インドのパリカル国防相は28日、30日からの訪日を前に時事通信の単独会見に応じ、オーストラリアが調達を検討している海上自衛隊の「そうりゅう」型潜水艦について、「インドも高い関心を持っている」と述べ、購入検討に前向きな姿勢を示した。同日行われる中谷元防衛相との会談でも議題に上る可能性があるという。 〔写真特集〕日本海軍伊号潜水艦〜「水中空母」伊402〜 インド海軍が保有する潜水艦は計15隻だが、老朽化が進み、有事に即応できるのは半数に満たないとされる。インド洋では中国が潜水艦を派遣するなどして存在感を強めており、インド政府は海洋安全保障の強化に向けて軍備刷新を急務に掲げている。 パリカル国防相は「
5大賢人の“トリ”は、かつて日本で最も優れたストラテジストと評され、地政学、歴史的観点を持つピーター・タスカ。彼はいまの日本経済をどのように見ているのか ピーター・タスカ氏は1990年代、日本経済新聞の「マーケット・アナリスト・ランキング」で5年連続1位になるなど、日本で最も優れたストラテジストとして知られた。タスカ氏が書いた「タスカレポート」は市場関係者をはじめ多くの人たちから注目を集めた。90年代初頭には、日本の「デフレ化」を指摘。97年には2020年の日本経済について記した『不機嫌な時代』が大ヒット。祖国イギリスの衰退を、日本経済に重ね合わせて、日本経済に警鐘を鳴らし、大きな社会的インパクトをもたらした。 そしていま、再び、イギリスに日本を重ね合わせ、強気派として「日本経済復活」を訴える。かつて、地政学、歴史的な観点を持つ「最高の知性」と言われたタスカ氏に、日本経済の将来について聞い
ギリシャの危機が連日報じられている。そんな中、直近で持ち上がった2つのニュースが、EUが深刻な政治的、経済的危機に陥った理由。さらに、EUの危機はアメリカや諸外国に甚大な悪影響を及ぼしかねないことを示している。 そのひとつは欧州中央銀行(ECB)がEU諸国の経済立て直しのため、大規模な量的緩和措置を実施すると表明したことだ。欧州中央銀行は米連邦準備制度や日銀の過ちを繰り返している。欧州中央銀行はEU諸国の国債を買い、それにより市中銀行の準備預金が積み上がり、市場調整金利は低水準に据え置かれることを期待している。通常ならば、マネタリーベースの伸びは高まり市中銀行の貸出も増えるだろう。昔であれば準備預金が1ユーロ増えれば、8~10ユーロの新規貸出を創出できたが、今はそうではない。 金利というのは、借主が支払う「借賃」であり、その「借賃」に統制がかかると市場は歪んでしまう。金利の抑制は世界の信用
3月9日に開催されたアップルの新製品発表会。世間の期待はアップルウォッチに集まっていたが、結局のところそれ以上に注目を集めたのが重量2ポンド(920g)でゴールドカラーの新型マックブックだった。 新型マックブックが注目される理由は明確だ。最先端のノートブックとして紹介されたのは、13.1mmの薄型モデル。12インチのレティナディスプレイを搭載しているが、薄さを実現するため有線インターフェイスは左サイドのUBSのタイプCコネクタと、右サイドのヘッドフォン出力のみに削減した。 さらに、これまでの機械式クリックボタンに代わり搭載されたのが、フォースタッチとよばれる感圧式トラックパッド。従来の物理的なクリックとは全く異なる操作感を実現している。カラーはゴールド、シルバー、スペースグレイのメタリック系3色が用意されている。 このように新マックブックは現行モデルのマイナーチェンジではなく、全く新たにデ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く