8月15日は終戦、敗戦記念日であった。 日本の安全保障に最も関係がある英文で書かれた日米安保第五条を本誌で何度も繰り返し正しい英文法による解説をしてきた通り、日米安保は、日本とアメリカの関係をサンフランシスコ講和条約(1951年)前と同じ状態に維持する為の「米軍対日占領条約」である。 日本の米軍基地はグアム、在韓米軍基地と共に戦後の東西冷戦下での朝鮮戦争(1950-1953現在休戦中)、ベトナム戦争(1965-1973)、さらにソ連崩壊後の湾岸戦争・砂漠の嵐(1990-1991)、アラブ侵攻(2001-2006)等々アメリカが関わってきた国際地域戦争の前線基地の役割を演じてきた。 米軍の国際安全保障活動(日米安保には極東の安全の為の行動と書かれている)の為日本の行政管区内における米軍の軍事行動の自由を日本が保障しているのがアメリカにとっての日米安保である。 「アメリカは最早世界の警察官では