民主党の青木愛衆院議員(東京12区)が代表を務める政党支部「民主党参議院比例区第58総支部」に対し、青木氏の元公設秘書らが多額の献金を行っていたことが19日、分かった。元公設秘書の男性は「小沢一郎幹事長の秘書から寄付をするよう強要された」と話している。国会議員秘書給与法では、公設秘書への寄付の勧誘や要求を禁じており、同法に抵触する恐れもある。 青木氏はタレント出身で、小沢幹事長の元秘書。今夏の衆院選で参院からくら替えし、公明党の太田昭宏前代表を破り当選した。 元公設秘書の男性によると、男性は青木氏が参院議員だった平成20年4月に公設秘書に採用された。青木氏の事務所は当時、小沢氏の政策秘書が運営を実質的に取り仕切っており、採用時の条件として、国から支給される秘書給与の一部を政党支部に寄付するよう求められたという。 国から支給される給与は当時、月三十数万円だったが、小沢氏の政策秘書はうち二十数