米フロリダ(Florida)州のマイアミビーチ(Miami Beach)で早朝ジョギングをする人(2006年9月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/Roberto Schmidt 【2月18日 AFP】うまく年を重ね長生きするための鍵は、社会的接触と定期的な運動だとする研究結果が16日、米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science、AAAS)の年次会合で発表された。 研究結果を発表したシカゴ大学(University of Chicago)心理学部のジョン・カシオッポ(John Cacioppo)教授によると、極めて孤独を感じた場合、高齢者の死が早まる確率は14%上昇し、これは社会経済的に不利な地位によるマイナス影響と同程度だという。 同教授によれば、2010年に発表された複数の研究のメタ分析を行ったところ、社会
週現スペシャル 90歳の現実 100歳の現実 長生きはいいことばかりでも、悪いことばかりでもない——いつか、これがあなたの現実になる 超長寿社会がやってきたいま、かつてはとんでもなく珍しいと思われていた90歳、100歳になる人が増えている。自分がそんな年齢になると想像できないあなたにもやってくる超高齢生活の現実とは。 いまもビフテキ食べますか? 「90歳なんてね、気がついたらなってたんですよ。こりゃ、なろうと思ってなれるもんじゃないだろうね」 世田谷区に住む96歳の男性はこう笑った。1917(大正6)年生まれで、「女優の山田五十鈴と同じ年の生まれですよ」。 14歳で長野県上田市から上京。洋装店で働いた。結婚し、太平洋戦争開戦直前に満州国のハルピンへ。外地で赤紙を受け取った。 「戦争はね、地獄でしたよ。本当に運だね、この年まで生き長らえてきたのは。 病気だって、そりゃ若いうちは人並みにしまし
中日新聞メディカルサイト「つなごう医療」は 2018年3月末をもって終了いたしました。 長らくご愛顧いただき、 ありがとうございました。 今後、中日新聞の医療関係記事は 中日Webの「医療」コーナー(http://www.chunichi.co.jp/article/feature/iryou/) でご覧ください。 中日新聞社
百寿者人口が5万人を突破した日本。だが、優れた医療を後ろ盾にしても、100歳を元気な状態で迎えるのは難しい。そんな中、最新の研究で、ついに健康長寿の命運を握る「鍵」が解き明かされた。 なぜ日本人は長生きか 「我々『百寿者研究チーム』は、100歳まで健康長寿を保つ秘訣と深くかかわる、あるホルモン物質をついに見出したのです」 こう語るのは、慶應義塾大学医学部老年内科学教室の新井康通医師。 日本の100歳以上の高齢者は、ついに5万人を突破した。なぜ100歳人口がこれほどまでに増えたのだろうか。そして、100歳まで元気に生きられる人と、その前に亡くなってしまう人の間には、どのような「違い」があるのだろうか—。 そのような素朴な疑問をきっかけに、新井医師が所属する慶大医学部老年内科と東京都健康長寿医療センターが、共同で100歳老人の健康調査に乗り出したのは'00年のことだった。当時はまだ、100歳以
昔は脳卒中の死亡率No.1/がんセンターもなし/海がないから新鮮な魚は食べられない/それなのになぜ? 今年、厚労省が発表した平均寿命。長野県が初めて男女ともに1位に輝いた。なぜ「長寿県」になれたのか。我々が真似できることはないのか。アンチエイジングの第一人者・白澤卓二医師が伝授する。 住めば身体が活性化する そもそも長野県は、以前から長寿県だったわけではない。昭和40年の調査では、男性の平均寿命は68・45歳で全国9位、女性は72・81歳で26位。なかでも、当時は脳卒中の死亡率が全国1位だった。いったい、なぜ長野は寿命を延ばすことができたのか。 この謎を解明すべく、順天堂大学大学院教授の白澤卓二医師に話を聞いた。5年ほど前から毎月長野へ通い、長寿研究を続けている白澤医師は、近著『長寿県 長野の秘密』(しなのき書房)でも、その研究成果を披露している。 「長野が長寿の県として注目されてきたのは
日本医科大学の太田成男教授に教えてもらった健康法の1つである。なぜ、これだけのことで体を若く保つことができるのか。その理由はミトコンドリアにある。 ミトコンドリアとは私たちの細胞の中にあって、あらゆる活動のエネルギーを作り出す小器官のこと。 食事をして食物を体に取り込み、それを様々なエネルギーの形、組織や体を動かす運動エネルギー、神経を動かす電気エネルギー、体の中で化学変化を起こすための化学エネルギーに変えるのがミトコンドリアだ。 つまり私たちの活動の源となっている小器官である。このミトコンドリアを健康に保ち、またその量を増やすことが、私たちがいつまでも若く健康でいられる秘訣だという。 ミトコンドリアは大腿部の筋肉と背筋に多く含まれている。冒頭の片足立ちとスクワットは、そのミトコンドリアを鍛えるためのちょうどいい運動なのだそうだ。 世界最先端の研究、ミトコンドリアとは また、1分程度、背筋
人間は年を重ねれば肌のハリを失い、シワが増え、その年齢相応の顔立ちになっていくもの。しかし、中にはいつまでも実年齢よりも若く見える人々もいる。そうした見た目の違いが、実は寿命にも関わっているかもしれない――。そんな研究結果をデンマークの研究グループが発表した。 英紙ガーディアンによると、この研究は南デンマーク大学で老化を専門にしているコーア・クリステンセン教授らのグループが行い、英専門誌「British Medical Journal」で発表したもの。クリステンセン教授らは、2001年1月時点で生存していた1,826人の双子(70歳以上)をサンプルに選び、その写真を20人の看護師、10人の若い男性、11人の中年の女性に見せた。そして、写真の人物がいくつに見えるか、年齢を推測するよう依頼。この質問結果と、2008年の生存状況の関連性を調べた。 ここで双子を取り上げた理由については、老化に関わ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く