デパート大好き人間を自称する新山薫さん(65)=仮名=は、「今年の冬のバーゲンは、つまらなかった」と残念そうにつぶやいた。 精密機器メーカーの営業マン時代から、休みの日には「情報収集」の名目で街歩きをしていた新山さんは、63歳でリタイアして以降、その趣味にデパート散策が加わった。デパートでは1年中なんらかの催事イベントが行われていて結構楽しめるからだ。ただ、今年はこの冬のバーゲンの開催日がまちまちだったことに対して「デパート業界の身勝手」と新山さんはおかんむり。 まず、例年デパートの初日は1月2日だったのが、そごう・西武が元旦からオープンした。大丸松坂屋、高島屋、松屋、東急、東武などは例年通り2日からバーゲンセールを開催したが、三越伊勢丹は2日からオープンしたもののバーゲンの開始を18日からとした。「銀座の三越や新宿伊勢丹が好き」と言っていた新山さんだが、1月末に訪れた三越と伊勢丹では買い
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以前紹介した、米高級百貨店ノードストローム(Nordstrom)の新店舗ですが、全容が明らかになってきました。 お店の名前は、トレジャー&ボンド(Treasure & Bond)で、オープンは8月19日。立地場所はニューヨーク・シティのソーホー地区で、若者が多いお洒落なエリアに店舗を構えることになります。お店のサイズとしては、通常の店舗の10分の1程度で、高級品ではなく、カジュアルな衣類を販売するようです。 そして何より、売上の全額が寄付に回ります。寄付先は子供向けの活動を行うNPOで、ローテーションにより変わるようですが、当初としては、ニューヨーク公共図書館(New York Public Library)の若者向けプログラムとエディブル・スクールヤードNYC(Edible Schoolyard NYC)が寄付先として確定しています。ちなみに、寄付額については、WEBサイトで公開されると
三越伊勢丹ホールディングス(HD)が、傘下の三越と伊勢丹の約300万人のカード会員を中心に、葬祭関連事業を本格展開することが29日分かった。寺院、ホテルなどでの葬儀やお別れの会の仲介と葬祭業者の紹介に加え、有名料理店の仕出しの受注といった百貨店の独自性を出したサービスを提供する。百貨店は慶事など「ハレ」のサービスが主だったが、葬祭事業への参入で高齢層の顧客獲得を目指す。 来年度の早い時期にスタートする。葬祭事業への本格参入は大手百貨店では初めてで、ライバル百貨店の追随も予想される。 三越と伊勢丹はこれまでも、香典返しなどのギフト対応は行っていた。ただ、顧客から「葬儀はやらないのか」という問い合わせが多く、完全子会社のエムアイカードの事業を拡大し、葬祭事業全般を取り扱うことにした。ノウハウを持たない火葬場の手配などは、外部の葬祭業者との提携を視野に入れている。 葬儀をめぐっては、費用の不透明
百貨店の従業員に今、熱い視線が注がれている。早期退職への応募者をネット通販企業や中国小売業が狙う。成長する業種や国へ。流通業でも人材大移動が起き始めた。 「うちの会社に来ませんか。通訳と車をつけますよ」 三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越では、最近になってこんな誘いを受ける社員が増えている。持ちかけてくるのは中国の流通業関係者だ。 三越幹部は打ち明ける。「特に食品部門の人気が高いようだ」。 日本の百貨店の特色の1つである「デパ地下」は日本を訪れる中国人観光客にも人気が高い。日本人のマネジャーが作った本格的なデパ地下を集客の目玉にしたい。そんな中国企業の思惑が見える。 薄日が差してきたとはいえ、日本国内の百貨店を取り巻く環境は相変わらずだ。売上高が前年同月を上回る月が出てきたが、本格回復というには遠い。暴風雨が小雨に変わったというのがせいぜいだ。 一部の百貨店は今年春まで続いた売上高の激減
本連載のタイトルは、「百貨店が復活する日」です。 え、復活するわけないだろうって? 左様、現在、百貨店を取り巻くニュースは酷いものばかりです。有楽町で、池袋で、吉祥寺で、京都でと大消費地の店舗が続々と潰れ、リストラをやむなく慣行し、けれども日本の国内消費が一向に回復しないので、どの策も焼け石に水。 ああ、かつて流通の王として君臨した百貨店はもはや見る影もない。 けれども、涼しい顔で「百貨店、復活できますよ」とおっしゃる方がいらっしゃる。それが本連載に登場する松岡真宏さんです。 松岡さんは1990年代から2000年代前半にかけて、外資系証券会社にてナンバーワン流通アナリストとして広くその名が知られていました。切れのいい分析力と何より流通業界に対する深い愛情が買われ、産業再生機構に参加、ダイエーの建て直しのチームに加わり、自ら現場の店頭に立って陣頭指揮にも当たり、ダイエーの再生が一段落したのち
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