僧侶と信者の数の推移 【上田真由美、渡辺周】「僧侶」と「派遣」。この二つの言葉を使ってインターネットで検索すると、「葬儀に各宗派のお坊さんをご紹介します」「明朗会計」とうたう団体名がずらりと並ぶ。約10年前から登場し、葬儀料について寺や葬儀業者に不信感を持つ人らに需要があるという。 「僧侶派遣・com」「僧侶がゆく」「お寺さん紹介センター」……。どの団体も、葬儀の依頼があると登録されている各宗派の僧侶を派遣する。通夜や戒名などの費用をネットで公開しているのが特徴だ。 株式会社「おぼうさんどっとこむ」(東京都稲城市)の代表取締役・林数馬(かずま)さん(46)は「依頼者は『お客様』、僧侶は『商品』だ」と、あえて言い切る。「商品の品質管理は当然の責任。僧籍を持つ僧侶を面接を重ねて採用し、研修も続けている」と話す。130人余りが登録し、約8年前から首都圏を中心に派遣している。通夜、葬儀、初七