高齢化や核家族化、不況などの影響により、参列者の少ない小規模な葬儀が増えている。 日本消費者協会が1月に実施した「第10回 葬儀についてのアンケート調査」によると、葬儀費用の全国平均額は188万9000円と、2010年の前回調査から11万円減少した。参列した葬儀の印象については、「形式的になりすぎている」と答えた人が5割近くにのぼる。 また、親族だけで行う「家族葬(密葬)」が増えており、東京都内では葬儀全体の約5割を占めるという。「豪勢な葬儀を行おうにも、年齢が上がるにつれて参列者は少なくなる。葬儀の意味合いが、故人が世間に向けてお別れをするという対外的かつ儀式的なものから、遺族が故人とお別れをするための“遺族のためのもの”に変わってきた。さらに、終活ブームにより、生前に葬儀の準備を考える人が増えたこともあり、ご本人が遺族と悔いのないお別れ会をしようと、オリジナルの演出を希望する傾向が強ま
葬祭事業を展開するユニオン・トレード(宇都宮市駒生町、鈴木一雄社長)は12日までに、遺影用に生前撮影した写真を管理するサービス「メモリアル・フォトバンク」を始めた。写真スタジオのフォトジェニック(同市)、デザイン事業のMSS(同市)と連携し、「終活」サービスを充実させる。 フォトジェニックのプロカメラマンがスタジオで撮影した写真をMSSが加工、管理する。プリント写真やデータの持ち込みも可能。ユニオン社が運営する宇都宮市、鹿沼市の葬祭場3カ所で受け付ける。スタジオ撮影プランは9800円から。持ち込みプランは登録料1千円。 「遺影に使う写真を探すのは大変な作業。写真があっても小さかったり、ピントがぼけていたり、若いころの写真など故人のイメージと違うケースが多い」とユニオン社。「終活」がクローズアップされ生前撮影への関心も高いことから、サービスを開始した。
「自分へのご褒美」「しわのない顔で人生を締めくくりたい」。こんな理由から、葬儀の遺影に肖像画(遺影画)を使う動きが広がりつつある。生前に棺おけや死に装束を決めるなど、自分らしい最期を迎えるための活動「終活」の一環。三重県名張市内で肖像画ビジネスを展開する柏元三さん(70)=桔梗が丘8=は「描かれた人の人生そのものまで表現しているような味わいがあるのが好まれるのでは」と人気の理由を明かす。【広瀬晃子】 ◇発端は亡父の思い 柏さんは、化粧品原料メーカーに勤めていた頃、出張した中国で、肖像画が普及していることを知った。「おやじが生前、欲しがっていたな」。当時は高すぎて買えなかったが、中国では専門の画家が多く、価格は日本の5分の1ほど。「日本でも需要があるはず」と、現地の画家と契約し、2000年からビジネスをスタートさせた。 ◇本人の希望通りに 肖像画の注文の中で、遺影画は約半分を占める。
消費インサイド 今の世の中、いったいどんな商品やサービスが流行っているのか? それを日々ウォッチすることは、ビジネスでヒントを得るためにも重要なこと。世間でにわかに盛り上がっているトレンド、これから盛り上がりそうなトレンドを、様々な分野から選りすぐってご紹介します。 バックナンバー一覧 歳を重ねるにつれ、「死」というものが人事(ひとごと)でなくなっていく。「なにか前もって準備をしておかなければ。でも具体的になにをすれば?」という人も多いだろう。 連絡先の整理、保険など契約事の詳細、不要品の処分、口座やメール、パスワード類といった自分にしかわからないものの分類など、思いつくだけでもかなりの手間と時間がかかりそうだ。 これらの身辺整理は、残された人に迷惑をかけたくない、お礼や挨拶をしてから逝きたいという気持ちのあらわれ。どんな顔で最期の挨拶をするか――ある意味では「遺影」もまた、前もって準備し
元気なお爺ちゃん・お婆ちゃんの撮影「Grand Generationパッケージ」のご紹介 プレスリリース発表元企業:ドーバーフォト 配信日時: 2013-06-27 13:54:44 ドーバーフォト(東京都東村山市 代表者:近藤誠)は、50歳以上を対象にした低価格ポートレイト撮影サービス「Grand Generationパッケージ」を開始し、大変好評を得ています。 近年、50歳以上の方でも携帯電話(スマホ)を持っていることが多くなっています。 また、デジカメの低価格化が進んでいることから、中高年の方でも気軽に写真撮影ができるような環境が整ってきました。 観光地などでは、楽しく写真撮影している姿が見受けられます。 しかし、機材や技術の問題から、必ずしも満足のいく写真が撮れるわけではありません。 ピントや光の加減などがわからず、せっかくの思い出が台無しというケースも少なくないようです。 このよ
ペット遺影を雄勝産の硯石に メモリースタンド製作 商品展示室にメモリースタンドを並べる斉藤社長 亡くなった愛するペットをいつまでも大切に心にとどめてもらおうと、秋田市で商品パッケージなどのデザインを手掛ける会社「コンセプト」が、ペットの遺影を硯石(すずりいし)に焼き付けた「メモリースタンド」を製作、販売している。 材料の硯石は、東日本大震災の被害が甚大だった宮城県石巻市雄勝町の特産品。大震災前から取引していた同市の梱包(こんぽう)資材製造の今野梱包が硯石のレーザーアートも手掛けていたことから、メモリースタンドが生まれた。動物好きで猫を飼っている斉藤邦幸社長(58)は「飼い主の悲しみを慰めるとともに、被災地の復興にも役立ちたい」と話している。 メモリースタンドは、板状の硯石にペットの写真のほか、名前やメッセージなど、購入者が希望する文字をレーザーで焼き付ける。縦10センチ、横14センチ
人生の最期を迎えるための「終活」が盛んだ。葬儀の進め方や遺産相続の方法を事前に学ぶ「終活セミナー」は各地で盛況。昨年12月に発表されたユーキャン新語・流行語大賞でもトップ10入りした。表情が硬かったり、画質が不鮮明だったり不満を感じる遺族が少なくなかった「遺影」を生前に準備する動きも広がっている。 「エレガントな感じで」「面長なのを分からないようにして」。要望を受けたスタッフが女性の顔にメークを施し、手際よく髪形をセットする。 写真スタジオ会社「オプシス」(東京)が運営する大阪市内の店舗では、60~70代の男女6人が「遺影」の撮影を行っていた。ドレスなどを着て、プロのカメラマンが12枚の写真を撮影。その中からお気に入りを選ぶ。 和服を持ち込んだ神戸市中央区の自営業、吉本雅子さん(68)は「とても楽しい撮影だった。(葬儀)会場で遺影を見た人をあっと驚かせたい」と笑顔。メークと撮影で1時間半か
「亡くなった母の思い出の写真をキレイにしてもらえないだろうか」ネット掲示板で心温まるやりとり 誰かが亡くなった時に、新聞や雑誌のおくやみ欄に掲載してもらい告知することを、死亡広告と言います。 ある海外の男性が、「母の死亡告示を出すのだけれど、生前の写真の背景をキレイにしてもらえないだろうか」と、海外掲示板で持ちかけました。 すると多くのネットユーザーが協力を申し出てくれました。だんだんと洗練されていく写真をご覧ください。 こちらが生前に撮ったというオリジナルの写真。 5年の乳がんの闘病生活の後、投稿した日の前日に亡くなられたとのことです。 男性がお葬式のために帰宅すると、父親から「このお気に入りの写真を使いたい」と言われたそうですが、フォトショップなどのツールを持っていないため、なんとかしてもらえないか掲示板で頼んだそうです。 掲示板でのやりとりと、写真がきれいに仕上がっていく過程を抜粋し
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く