祭りの後に考えたこと第3回WBCはドミニカ共和国が史上初の“全勝優勝”を果たして幕を閉じた。侍ジャパンは3連覇を逃し、米国、キューバ、韓国が予選落ちした大会では、初優勝のドミニカ共和国、決勝戦のカリブ海対決を演じたプエルトリコ、台風の目となったオランダといった顔ぶれが、野球の世界勢力図を書き換える躍進をみせた。この3カ国を取材して感じたのは、モチベーション『それぞれの国の事情を背景にしたそれぞれの動機付け』、ビジョン『将来を見据え、明確な方針に基づいたチーム編成』、リーダーシップ『世代を超えた結束』、という3つの共通点。これらの代表チームを検証すれば、野球の国際事情を知り、将来の日本代表を考察するヒントがみつかるかもしれない。 ドミニカ共和国の事情これまでの同国の本気度は、米国程度(?)だったかもしれない。オランダに2度敗れて予選敗退した前回大会では、大会期間中に一部選手がチャーター機で開
■ひきこもりの変質? 98年に斎藤環氏が『社会的ひきこもり』(PHP新書)を出版して以来、心理学・精神医学・社会学・教育学・哲学と、さまざまな分野で論じられてきた「ひきこもり」が、日本が格差社会に変化したことを受け、新しい段階に入ったと、僕は直感している。 今回より当「ヤフーニュース・個人」を執筆させていただいている僕は、大阪において、もう15年以上、ひきこもり・不登校・ニートの子どもや若者を支援し続けてきた。 不登校数は一向に減少せず、ニートという新しい概念もイギリスから日本に導入されて10年。 そうしたなかで、ひきこもりも、上述のように変化してきたと僕は感じている。 ■3つの背景 斎藤氏の本からしばらくたった00年代なかば、「発達障がい」の考え方が青少年支援分野に持ち込まれた。 発達障がいをここでは詳述しないが、広汎性発達障がい(ここにアスペルガー症候群も入る)・ADHD・学習障がい・
米テキサス(Texas)州オースティン(Austin)で開かれたゲームの見本市で、ゲームに没頭する来場者(2013年3月8日撮影)。(c)AFP/Getty Images for Nintendo/John Sciulli 【3月25日 AFP】有害な影響を及ぼす可能性があるとして、何かと批判の対象になりやすいビデオゲームだが、科学者や開発者らは健康や学習、その他の社会的な目標に貢献するプラス面もあるとアピールしている──。 ■食育から機能維持、社会問題の啓蒙まで 子供たちに健康な食習慣をつけさせるため、高齢者の脳の働きの維持、さらには貧困や気候変動といった問題解決に、人を没頭させるゲームの力が広く利用されている。 「ゲームは、特に心理学的機能において、プラスの影響を持ちうる」と話すのは米ノースカロライナ州立大(North Carolina State University)の「ゲームの有
インターネットやメール、そして文字入力。難病やけがなどで体が不自由な人にとって、ITは自分の生活を支えるために欠かすことのできないものになっています。 24日、東京で「ITパラリンピック」という催しが開かれ、最新の福祉技術などについての紹介が行われました。 この催しは、難病の患者や重度の障害者を支援しているNPO法人「ICT救助隊」などが開いたもので、東京・千代田区の会場には、およそ250人が集まりました。 まず、国立病院機構新潟病院の中島孝副院長が、現在、臨床試験が行われているロボットスーツについて紹介しました。 このロボットスーツは、両足に装着するもので、患者が体を動かそうとするときに皮膚の表面に流れるごく弱い電気信号を検知して動作を補助します。さらに、このスーツを利用しながらリハビリを行うことによって、患者の筋力が徐々に改善することも期待されています。 ほとんど動かない右腕が意思を伝
■問われる互助の仕組み 次の介護保険法改正に向けた議論が始まった。最大の課題は、団塊の世代がすべて75歳以上になる「2025年問題」にどう対処するか。使いやすく、持続可能な介護サービスのためには何が必要か。発足前から介護保険制度をウオッチしてきた池田省三龍谷大学名誉教授に聞いた。(文・佐藤好美) ◇ --2025(平成37)年に向けて、介護保険では何が必要でしょうか 池田 注意すべきは、高齢化のスピードが地域で異なる点です。75歳以上の後期高齢者が一番増えるのは東京ですが、増加率が一番高いのは埼玉。千葉、神奈川、大阪、愛知と都市部が続きます。埼玉県では2010年から2025年にかけて75歳以上の人が2倍以上になる。 --サービスも費用も倍になるということですか? 池田 サービス増が間に合わないかもしれない。埼玉県は高齢者1人当たりの在宅サービスが全国一少
人生の最期を迎えるための「終活」が盛んだ。葬儀の進め方や遺産相続の方法を事前に学ぶ「終活セミナー」は各地で盛況。昨年12月に発表されたユーキャン新語・流行語大賞でもトップ10入りした。表情が硬かったり、画質が不鮮明だったり不満を感じる遺族が少なくなかった「遺影」を生前に準備する動きも広がっている。 「エレガントな感じで」「面長なのを分からないようにして」。要望を受けたスタッフが女性の顔にメークを施し、手際よく髪形をセットする。 写真スタジオ会社「オプシス」(東京)が運営する大阪市内の店舗では、60~70代の男女6人が「遺影」の撮影を行っていた。ドレスなどを着て、プロのカメラマンが12枚の写真を撮影。その中からお気に入りを選ぶ。 和服を持ち込んだ神戸市中央区の自営業、吉本雅子さん(68)は「とても楽しい撮影だった。(葬儀)会場で遺影を見た人をあっと驚かせたい」と笑顔。メークと撮影で1時間半か
数日前に私は、少しの間ひどいパニックに見舞われました。どうしてもペンが見つからなかったからです。大事なペンを失った私は、エリザベス・キューブラー=ロスがモデル化した「悲嘆のプロセス」に陥りました。 否認:「たぶん、ペンなんて必要ないんだ。ペンなんかいらない!」 怒り:「あのいまいましいペンはどこ!?」 取引:「気の利く素敵なボーイさん、チップをはずむからペンをいただけないかしら?」 そして、ついに最後のステージへと至りました。 受容:「ペンの代わりになるものを探すしかない」 その時にどうしてもペンが必要だったのは、あるアイデアがひらめいていたからです。書きつける前に、そのアイデアがすーっと消えてしまうのが怖かったのです。私が思いつくアイデアはとても逃げ足が速く、ちょっと気を逸らしたら最後、たちまち見失われてしまいます。だから、すぐにノートを取り出して書き留める、という習慣をつくりあげていた
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