一向一揆と石山合戦 (戦争の日本史 14) 作者: 神田千里出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2007/09/15メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (8件) を見る神田千里「一向一揆と石山合戦 戦争の日本史14」吉川弘文館、読了。 以前当ブログで紹介した『宗教で読む戦国時代asin:406258459X』 (講談社選書メチエ)*1の3,4章に該当する内容である。 一向一揆とは、真宗本願寺門徒による武装蜂起を指す。彼らの信仰は、当時の封建的人間関係に批判的なものであったとされ、覇権をめざす信長とは原理的にぶつかりあった。このため、信長はこれを根絶やしにしようとした(amazon.co.jp掲載 担当編集者レビューより) ……という一般的な一向一揆像が、「歴史的事情からかなりのバイアスがかかって形成された」という著者説を室町末期畿内や加賀・北陸の政治状況と絡めて丹