こういうのは本当は「仏教の死生観」とか「キリスト教の死生観」とかやるべきなんでしょうけど、いま勉強しているのがバハイ教なんだから仕方がない。自分の備忘録代わりにまとめておきます。 少し説明すると、バハイ教というのはイスラム教を背景に150年ほど前に出発した宗教で、日本が明治維新とかやってた頃に「男女平等」「偏見の除去」「極端な貧富の差の排除」などを掲げていた恐ろしく先進的な団体です。現在ではNGOとしての性格も強く、識字率の向上などに努めていたりします。勧誘をしない(※1)ため日本での知名度は低いですが、世界には約600万人の信者がいます。 以下は僕が勉強した限りでのバハイ教の死生観をまとめたものです。ただし、バハイ教では信者間での解釈に差がある(※2)ため、全てのバハイ信者にとっての共通理解とは言い切れないことを先にご了承下さい。 バハイ教における人間理解 ・まず、バハイ教では人間存在を