人生いろいろあって、こころに悩みを抱え、仏教に走る岩瀬。クリスマスに仏教の話題を更新するというのも私らしいではないか。 さて、私は佐藤史生『ワン・ゼロ』と水樹和佳子『イティハーサ』の熱狂的なファンだし、この2作品の要点はよーするに「汚れて穢れて罪を犯してたとえ人を殺したって、悟りを啓いて涅槃に入るよりよっぽどマシ! 業こそヒトを人間たらしめるものであり、それを捨てた“幸福で無知な人々”を、私たちは軽蔑する!」という80年代少女漫画界きっての超ロックな魂の叫びであったわけで、若くて元気に溢れているころはわたしも「イエーそのとおりだぜ!」とかなんとか思っていたに違いない、実際わたしの岩瀬坪野と言う名前はI was born to knowからきているのであった。 しかしながら歳月というのは恐ろしいもので、どう考えても社会生活に馴染まない精神性(リクツッポイシーオタクダシー)を奥に隠しながらどう