高知市立中学校の男子バスケットボール部で外部コーチを務めていた男性(当時59)が昨年12月、練習中に部員の生徒2人に対してハトを殺すよう指示し、生徒が実際にハトの首を切って殺していたことがわかった。取材に対して市教委などが説明した。 市教委などによると、男性は高知県教委の「スポーツエキスパート活用事業」で昨年5月からこの中学の部活動指導に招かれた。12月21日、市内の県立高校で合同練習をした際、敷地にいたハトがうるさいとして殺すよう指示し、生徒2人が2羽の首を切るなどした。直後、この高校の教員が校内の池で首のないハトを見つけ、男性を問いただしたところ「生徒に殺すように指示した」と認めたという。 男性は翌日から部活動の指導を外れ、冬休み中に計画していた部の県外遠征などは取りやめた。中学と男性は12月26日に生徒2人と保護者に謝罪し、同28日に保護者会で経緯を説明したという。市教委の担当者