経産省は、関西電力管内のすべての原発が稼働しない場合、夏の電力はピーク時で最大2割近く不足するとの試算を明らかにした。そんななか、野田政権は先週、大飯原発3、4号機(福井・おおい町)の安全性を最終確認し、再稼働することが妥当だと判断した。 これに対し、大阪市の橋下徹市長は「再稼働するなら、日本の統治機構は危機。民主党には政権を代わってもらわないといけない」と批判した。 今回の再稼働に関しては、ある意味、私も当事者だ。政府の方針は唐突のように思えるかもしれないが、実は昨年10月28日に私が細野豪志原発担当大臣に提出した福島第一原発の改善提言と、12月26日に発表した大飯3、4号機についての技術的、論理的、科学的な調査リポート(http://pr.bbt757.com/)のかなりの部分を基にしたと思われるからだ。 橋下さんの言い分は「大飯が本当に安全であるなら、原子力安全委員会の斑目春樹