ブラジル人の人口が約1割を占めるという群馬県大泉町を訪ねてみた。ポルトガル語で書かれた看板が街中にあふれ、国道354号沿いには日系人向けのレンタルビデオショップや中古車センターなどが軒を連ねていた。 スーパーや雑貨店をのぞいてみると、そこにはブラジルの食材や軽食が並び、家電コーナーや日本語教室まである。家族連れで来日する人も多く、生活基盤を整えるあらゆるサービスがそろっているといえそうだ。 こうした「リトルブラジル」ともいえる社会ができあがった背景には、1990年に実施された出入国管理法の改定があったという。事情に詳しい知人によれば、労働者不足が深刻化した当時、日系ブラジル人の合法的な定住と就業が認められ、ブラジルやペルーから日系人がどっと押し寄せた。 受け皿となったのは町内の三洋電機のほか、隣の太田市にある富士重工などで、彼らを工場労働者として受け入れてきた。 ところが、経済の低迷で日本
まるで嵐に巻き込まれたような17日間だった。過去最多38個のメダルを獲得したロンドン五輪。現地で取材活動に当たった記者だけでなく、日本に残った運動部員も号外やネット速報も含め、24時間態勢で対応に当たった。そんな熱にうかされたような日々が終わって1カ月。喉もと過ぎれば何とかで、徐々に平穏さを取り戻しつつある。それでも、忘れてはいけない問題もある。 サッカー男子3位決定戦で日本に勝利した韓国選手が韓国語で「独島(竹島)はわれわれの領土」とのメッセージボードを掲げた問題だ。政治的な宣伝活動による五輪憲章違反。国際サッカー連盟(FIFA)は規律委員会で処分を検討しているが、10月に聴聞会を開き、処分を決めるという。どんな処分が下されるのか、注意深く見守っていきたい。 残念ながら、韓国側からはいまだに“反省”の声は聞こえてこない。「政治的意図のない偶発的な行為」として同情的ですらある。おとがめなし
尖閣、国防、原発、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)など、日本国にとって喫緊かつ根本的問題のすべてで野田佳彦首相は敗北を重ねつつある。 尖閣諸島を国有化しても、「平穏かつ安定的な維持」のためと称して、島の現状を保ち、日本国領有の実態を強化する船だまりや灯台を整備しないのでは、何のために税で島を買ったのかと問わなければならない。 政府は長年尖閣諸島を賃借して、国民の上陸を禁止し、島々を放置した。言葉だけの実効支配の隙に中国が付け入ったのは当然だ。付け入る中国よりも、あるいは北方領土に付け入るロシアや竹島に付け入る韓国よりも、付け入らせる隙を作った日本が悪い。その愚をいま、政府全体で繰り返そうというのか。 石原慎太郎都知事はもはや国家といえないこの惨状を正すべく立ち上がった。約15億円の寄付は、都知事と国民の心がひとつになったことの証しである。 当初、石原知事の思いに前向きだった首相に、岡田
民主、自民両党の党首選の重要な争点の一つは、国民生活や産業活動に直結する今後のエネルギー政策だ。 12日の民主党代表選候補者の討論会で、野田佳彦首相は「政府としてリアリティーのある答えを出す覚悟を持たなければならない」と述べた。 首相には「脱原発」に流れる世論をそのまま受け入れるのでなく、安定的な電力確保に向けた責任ある判断を求めたい。 政府は今週中に、中長期的な原発比率などを定める戦略を閣議決定する。これに先立って民主党がまとめた提言は、最大2倍に値上がりする電気料金や電力不足への明確な対策を示さず、「2030年代に原発ゼロを目指す」という無責任なものだった。 首相は討論会で、国民の間に原発に依存しない社会を求める意見が生まれているとの見方を示す一方、原発政策の転換で核燃料サイクルが中断してしまうと、米国など国際社会との関係にも影響が出かねないとの認識も示した。 核燃サイクルの中断で使用
政府が今週末にも示すとされる原発ゼロ社会の方針に、県が猛反発している。県が協力してきた核燃料サイクルの中止につながるため、県は国に慎重な判断を何度も求めたが、明確な回答はないまま。県幹部には「もうこの流れを変えられない」との焦りも浮かぶ。 12日、東京・永田町を駆け回る民主党の松尾和彦県議らの姿があった。同日朝に新幹線で上京し、携帯電話で閣僚への面会申し込みを始めたといい、「こんなの経験ない」(松尾県議)というドタバタの陳情だった。 ■民主県議ら陳情 陳情のきっかけは、前日、県エネルギー総合対策局の八戸良城局長から「県議会民主党も動いてほしい」と依頼されたことだった。八戸局長から約30分、原発ゼロの課題や影響を説明された松尾県議は「サイクルをどう存続させるか、難解なパズルだ。県も打つ手がないと焦っていた」と明かす。 松尾県議らは12日に古川元久国家戦略相、藤村修官房長官らに会い、1
関連トピックス橋下徹尖閣諸島 日本維新の会代表に就く橋下徹大阪市長は13日午前、韓国との竹島領有権問題について「韓国が何に怒っているか。かつての日本の植民地政策と絡み、竹島は韓国のプライドそのもの。多くの日本人はその認識を持っていない。相手と論戦するには相手の立場を知らなければ。近現代史教育に力を入れる必要がある」と語った。市役所で報道陣の質問に答えた。日本維新の会はロゴマークに描いた日本列島に竹島と尖閣諸島を含めている。 橋下氏は日本の尖閣諸島国有化に対する中国の反発については「隣国である以上、友好関係を崩してはいけない。相手の振る舞いに合わせる必要はない。何が現実に積み重ねてきた(歴史的)事実なのかを相互確認しなきゃいけない」と述べ、冷静に対処しながら日中間での対話が必要との認識を示した。 関連記事橋下市長「慰安婦の強制連行、確証ない」(8/21)橋下氏、歴史認識に一転「持論」 慰
自民党の総裁選に正式に立候補を表明した石原伸晃幹事長の発言が、早速「失言」だとの指摘がネット上に広がっている。社会保障政策について話す中で突然尊厳死の話題が登場し、「尊厳死で社会保障費が減らせる」という趣旨だと受け止める向きもあるようなのだ。 石原氏は、この発言の前後に「誤解を受ける」と繰り返しており、真意は別のところにある可能性もあるが、石原氏の「口が軽い」という評判を改めて裏付けた形だ。 「ナマポ」対策で「私たちの試算ではマイナス8000億」 発言があったのは2012年9月11日夜にテレビ朝日系で放送された「報道ステーション」。同番組では、日替わりで総裁選候補者が出演しており、この日が石原氏の出番だった。番組は、さまざまな政策課題について見解を聞くというもので、司会の古舘伊知郎氏が社会保障のあり方について、 「後期高齢者をどうするか、あるいはまた、いろんな自己負担のあり方。富裕層に対し
一年前にあれだけ「安倍さん、安倍さん」と言って大騒ぎしたひとたちが参議院選挙の自民党の敗北以降、手のひらをかえしたように、安倍批判をしはじめた。それが安倍首相の今回の辞意表明でさらに加速した。 KY(空気が読めない)だとか、罵詈雑言を浴びせられている。私のような者はこういう時こそ、「おまえは正気か?」と言われようとも、「安倍晋三先生を10年後に再び総理大臣にする会」を立ち上げたいような衝動にかられる。今回の辞意表明については、健康不安説とか対米関係だとか、相続税の問題とかいろいろ言われているが、真相は永久に闇に葬られるだろう。そんなことはどうでも良いではないか。要は安倍首相にも「再チャレンジ」の機会を与えるべきではないかということである。 総裁選は本当に驚いた。一晩で麻生太郎総裁候補から福田康夫候補に一気に流れが変わったからである。麻生先生も福田先生も大変りっぱなお方でどちらが総理総裁にな
本12日、安倍晋三先生が正式に総裁選立候補表明をされました。 私 城内実は、安倍晋三先生を全力で応援いたします。 国を憂う人材を糾合し、国家存亡の危機にある日本を直ちに救える真の指導者は、総理経験者である安倍晋三先生をおいて他におりません。 総理大臣辞任の仕方には今でも批判があります。しかし、現在は気力体力ともに万全の状態でいらっしゃいます。命を賭けて再登板に挑む、その意気込みに満ちておられます。 何よりも、不本意な総理辞任という挫折の経験こそ、安倍晋三先生にかつてない強さを与えました。落選を糧に復活した私だからこそ、それがよくわかります。 実は、私は先週までは、安倍晋三先生は「次の次で再起すべし」という立場から、出馬には慎重な意見でした。しかし、すでに総理として多くの偉業を成し遂げながら、このたび「やり残したことがある」と国家国民のため、命を賭けて力強く捲土重来を期し立ち上がった安倍晋三
山口市は、市が設置した山口情報芸術センターの10周年記念祭総合芸術監督を務める音楽家の坂本龍一さん(60)が「脱原発」などの活動をしていることに対し、今後、「配慮」を求めることを明らかにした。 12日の市議会一般質問で市幹部が答弁した。 市議会では、議員が「(芸術監督として)税金を使って活動するのだから、政治活動を慎むよう申し立ててほしい」と市に要請した。 答弁に立った市幹部は「個人としての思想言論の自由は、基本的には尊重されるべきだ」としながら、「記念祭が国内外から高い評価を得られるよう、本人に配慮いただくようお伝えしたい」と述べた。市は今後、要請の内容や時期を検討する。 坂本さんは、首相官邸周辺で「脱原発」を訴える抗議活動などに参加したり、7月の山口県知事選で特定候補を応援したりしたとして、一部の市議が問題視していた。
映画、旅、その他について語らせていただきます。 タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。 最近このブログは、こちらの記事へのアクセスを多くいただいています。 安倍晋三を支持している人たちからすると、安倍は病気で首相をやめたらしい 安倍晋三が自民党総裁選に出馬するために、たぶんアクセスが増えているのでしょう。 もっともそれと平行して、ネット右翼から愚にもつかないコメントももらっています。が、私はこちらの記事でネット右翼からの攻撃を受けて心底からうんざりしたので、以後原則的にこいつらのコメントは全部削除することにしました。ときたまお相手することもありますが、原則削除です。世の中、相手にする価値のない言説というものはあるんだなと大変深く理解できるようになりました。なにをいまさらながらどうしようもないやつらです。 で、私が情報ネタにさせていただいている2つのブログさんから、次の
日本には、色んな意味で悪名高い教育勅語を幼稚園児に暗唱させている幼稚園が大阪にあるらしい。 その様子を、日本送信党日本創新党の小坂 英二(Eiji KOSAKA)氏が(恥知らずにも) YouTube上に公開してた。 ↓問題の動画(危険度高め) 幼稚園の朝礼で君が代、教育勅語、(私立塚本幼稚園:大阪市) この動画を観て「普通だ」って思った人は、なるべく早いうちに精神科の受診を(略) ・・・話を戻す。 この幼稚園、以前から教育勅語を園児達に暗唱させたり、運動会で『愛国行進曲』などの戦時歌謡曲(つ~か軍歌?)を歌わせているという筋金入りの「愛国幼稚園」らしい。 この辺は以下参照(手抜き) ・教育勅語 幼稚園で暗唱(2006年7月2日 反骨心ブログ) そもそも、教育勅語ってのは、天皇への忠誠を誓わせるっつ~意味合いが強いんだけどね。 ・資料:教育勅語(izumito.com) 以下、izumito
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