『あまちゃん』を読み解く=「アマノミクス」で「じぇじぇじぇ改革」を‐達増拓也岩手県知事 達増拓也岩手県知事 NHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」が大人気だ。東日本大震災で今なお4万人近い人たちが仮設住宅等の仮の住居で不自由な生活を強いられている岩手県にとって、大変元気が出る応援となっている。 ドラマでは、1980年代の風景、生活、アイドル、流行歌が続々登場する。松田聖子さんのポスターなどを見て、「そういえばあの頃は…」と思いをはせる視聴者も多いだろう。そして、「あの頃は」の次に続く言葉として「日本は随分元気だったのに」と続けることに同感する方も多いのではないかと思う。 「あまちゃん」は、今を生きる私たちに、日本がバブル以降の失敗を繰り返さずに、80年代の元気を取り戻し、真の改革を成し遂げる道を示してくれている。それはまず、改革は地方から、ということである。また、本県も含め少子高齢化で人