目 次 序 章 書の終焉と再生 近代書史論 Ⅰ 前 史 第1章 近代への序曲 良 寛 第2章 「彫り」と「距離」の近代性 大田垣蓮月 第3章 東アジアの雑炊 富岡鉄斎 Ⅱ 近代政治家・企業家の書 第4章 明治初年の書体(スタイル) 西郷隆盛 第5章 明治の体臭 近代政治家の書 第6章 近代化の過程で喪ったスケール 近代企業家の書 Ⅲ 近代書の起源 第7章 世界の構図 副島種臣 第8章 写生された文字 中林梧竹 第9章 睨む書と天馬空を行く書 副島種臣と中林梧竹 Ⅳ 漢字の近代化 第10章 異文化の匂いと字画の分節 日下部鳴鶴 第11章 北碑の脱臼 巌谷一六 第12章 自娯する書 西川春洞 第13章 やさしさと思いやり 北方心泉 第14章 立体派風の書の誕生 前田黙鳳 第15章 鮮やかな近代的筆勢 犬養毅 第16章 なまなましい筆蝕のねじれ 渡辺沙鴎 Ⅴ 平