家庭用ゲームソフト大手6社の2013年4~12月期の決算が出そろった。本業の儲けを示す営業利益が前年同期の実績を上回ったのは6社中3社となった。増益(黒字転換含む)となったのは、コーエーテクモホールディング、セガサミーホールディングス、スクウェア・エニックスホールディングスの3社だった(以下、ホールディングスは省略)。 今回の大きな特徴として、収益を大きく伸ばした会社とそうでない会社に明暗分かれた点に特徴がある。もうひとつの特徴として、スマートフォン向けゲームアプリの成否が収益のカギをにぎっているのはもちろんだが、ゲーム以外の事業部門の収益動向に左右される会社が目立った点があげられる。 (注1)コナミはSEC基準のため、経常利益はない。 (注2)前期比で%表記のないものは前期実績である。 (注3)▲は赤字であることを示す。 まず利益を伸ばした会社を見ると、セガサミーは、スマートフォンアプリ