電通テック旧本社ビルなど売却で特別利益 電通が12日発表した2014年4-12月期の連結決算は、売上高が前年比4.9%増の1兆7435億9300万円だった。営業利益は同比14.6%減の296億6400万円、四半期純利益は同比23.8%増の256億1900万円となった。 円安による為替差損で、海外企業買収による「のれん代」償却が営業利益を押し下げた。のれん償却前営業利益は前年比1.2%増の671億円となる。一方、純利益の伸長には、子会社・電通テックの旧本社ビル「電通築地ビル」などの不動産売却が影響した。これに伴い2015年3月期通期の最終利益は、同比5.4%増の409億円となる見通し。2014年11月発表から115億円上方修正した。 電通2014年4-12月期・単体の業務区分別売上高。「テレビ」「インタラクティブメディア」「コンテンツサービス」がそれぞれ前年を上回った。「インタラクティブメデ