【前回の記事】「動画系コンテンツばかりが、なぜモテる?」はこちら 「全日本DM大賞」の贈賞式に行ってまいりました。僕は今回、初めて審査をさせてもらうことになりましたが、さすがは最終審査に残った作品はどれもクオリティが高く、自分が顧客として受け取るDMなど、ふだん目にするものとは明らかに一線を画しているなと感じました。 とくに感心したのは、「ビジュアル」の面です。超大判や立体による仕上げ、デザインのレベルの高さには驚かされました。時代を反映させムービー作品も多く出展され、その映像の凝り方に「これで採算が取れるんだろうか…」と思わせるものもありました。 しかし、一方で「コピー」には目新しい表現が見受けられず少し寂しい気がしました。やはりDMは開封率が命!とばかり、見た目のインパクトや開封時のギミックに趣向を凝らしたものが多く、言葉の力によって開けさせる、惹きつけるといった気概が感じられなかった