物語 | 00:53 | やあ。どう書き始めたらよいのか悩んでいたんだけれど、昔あるひとがぼくにこう言ったんだ。書き出しに悩むくらいなら、いきなり書きたいことを書いてしまえ、ってね。それはそれで暴論だとは思うけれど、確かにいちばん書きたいこととは関係のないところで止まってしまって、いつかそれきりになってしまうというのはとても惜しいことだよね。もちろん、物語にとってその語り始めがいかに大切かというのはよく知っているつもりだ。物語。そう、きょう書きたいと思ったのは、物語についてなんだ。このブログのタイトルがそうであるように、ぼくはここではつねに物語を書いている。少なくとも自分ではそう思っている。だから時折、実際のぼくの生活とここに書かれたことをあまりに直截的にイコールで結ばれてしまうとちょっと寂しくなるのだけれど、同時に、じゃあ嘘を書いているのかと言えばもちろんそんなことはない。ここに書いてき