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ブックマーク / jp.ign.com (55)

  • 「攻殻」のベテランキャストはAIに自らの声を渡せるのか?『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』出演の田中敦子、大塚明夫、山寺宏一に聞く

    人間は同じキャラクターを20年以上も演じれば、自身の精神にそのキャラが根付くのか? そして人間が演じてきた情報をAIに膨大に学習させれば、その先に人間の精神のようなものは生まれるのか? 考えてみれば、商業アニメで特定の役柄を数十年にわたって演じ続けるという意味で声優という職種は突出している。もちろん、俳優が同じ舞台や同じドラマで同じ登場人物を演じ続けるケースは多い。しかし商業アニメが特殊なのは、映画版や別のシリーズごとに監督も絵柄も脚も違う場合がしばしばあることだ。その場合、声優は各シリーズでキャラをどう解釈しているのだろうか。 とりわけ「攻殻機動隊」シリーズは作品ごとに極端な変化が観られるものの一つだろう。映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(以下、映画「攻殻」)や『イノセンス』では、押井守監督の写実的な画作りと衒学的なシナリオが全編に張り詰めている。 一方『攻殻機

    「攻殻」のベテランキャストはAIに自らの声を渡せるのか?『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』出演の田中敦子、大塚明夫、山寺宏一に聞く
  • 東京大学「ゲームの美学」講演レポート:ビデオゲームの外側「メタゲーミング」を知る

    2023年7月22日、東京大学ゲーム研究室(University of Tokyo Game Lab: UTGL)の第一回となるイベント「ゲームの美学」が東京大学の郷キャンパスで実施された。イベントは東京大学准教授の吉田寛氏、フランス出身アーティストのジェレミー・コルティアル氏、キュレーターの徳山由香氏の3人によって企画され、吉田氏による「メタゲーミング」の講演、およびジェレミー氏のアーティスト活動の紹介が行われた。どちらもビデオゲームのみならずプレイヤーに焦点を当てた内容であり、事前に予定していなかったにも関わらず講演後に許諾をいただいて記事化することができた。 こちらの記事では「メタゲーミング」について取り扱う。ジェレミー・コルティアル氏の講演に関する記事はこちら。 《ゲームを遊ぶ》から《ゲームで遊ぶ》へ――メタゲーミングの創造性 吉田氏の講演「メタゲーミングの創造性」はゲームをプ

    東京大学「ゲームの美学」講演レポート:ビデオゲームの外側「メタゲーミング」を知る
  • アートゲーム修羅の国ドイツで展開されるビデオゲーム生物多様性の世界「A MAZE 2023」

    当たり前のように目にする環境は、膨大な生物たちが相互に関係しあうことで形作られている。数知れない動物や植物のほか、菌類や微生物らが関係しあう生物多様性によって地球環境はできあがっている。その事実を無視し目先の利益を求め環境を変えてしまえば、それは多様性を失う貧しい環境へ導く。 生物多様性、それはビデオゲームのクリエイティブも変わらないかもしれない。当たり前のように目にする「スーパーマリオ」シリーズのような有名タイトルの周辺には、さまざまなアプローチで開発された膨大なタイトルの歴史的な集積がある。膨大なタイトルたちのゲームデザインが影響しあうことで今日のビデオゲームが形作られている。 ひとつ “影響しあう”例を挙げよう。「アンチャーテッド」シリーズのクリエイターのひとり、リチャード・ルマルシャンは同シリーズの物語表現の影響に『The Graveyard』や『Passage』を挙げている。冒険

    アートゲーム修羅の国ドイツで展開されるビデオゲーム生物多様性の世界「A MAZE 2023」
  • AI搭載版『ポートピア連続殺人事件』が4月24日にSteamで無料配信決定、『THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE』として名作ADVが蘇る スクエニAI部に経緯を訊いた

    スクウェア・エニックスは、堀井雄二氏が手掛けた『ポートピア連続殺人事件』を題材に、先端AI技術を搭載したテックプレビュー『SQUARE ENIX AI Tech Preview: THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE』を2023年4月24日にSteamにて無料配信すると発表した。また公式サイトをオープンしている。 AIの一分野である自然言語処理(NLP)の技術を使った「NLPアドベンチャー」と銘打っており、日英の言語に対応している。 「THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE」とは 『SQUARE ENIX AI Tech Preview: THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE』(以下、THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE)は、『ドラゴンクエスト』シリーズで知られる堀井雄二氏が手掛けたADV

    AI搭載版『ポートピア連続殺人事件』が4月24日にSteamで無料配信決定、『THE PORTOPIA SERIAL MURDER CASE』として名作ADVが蘇る スクエニAI部に経緯を訊いた
  • ついに日本語化されたもはや伝説のアドベンチャーゲーム『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』レビュー

    編注:レビューは小説家でもある藤田祥平氏の脳内会話を言語化した一風変わったレビューとなっており、内容はわかりづらいかもしれない。しかしその結果、あなたは作のストーリーの核心(……あるのだろうか)触れないまま、作の雰囲気を存分に体験することができる。またゲームプレイの内容は存外わかりやすく書かれているため、肉体装置がネタバレ警報を出さない場合は一読をおすすめする。 インターネット上のランダムな文章―― 『ディスコ エリジウム』だ。このタイトルを片仮名で書けるのは、嬉しい。日語訳の発表まで、三年かかった。そのあいだにわたしたちの世界は疫病に侵され、500万の命が喪われ、欧州の東で戦争が始まった。たしかに、いい頃合いなのかもしれない。現実といういまいましい世界を忘れ、べつの世界にどっぷりとはまるのに。 作はテキストを主体としたアドベンチャーである。英語で発表された原文のワード数は、10

    ついに日本語化されたもはや伝説のアドベンチャーゲーム『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』レビュー
  • 精神疾患を巧みに表現した異形のビジュアルノベル『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』と『Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』についていえること

    作を一言でいうと異形の「メンタルヘルスビジュアルノベル」。アートは8bit風で不安を煽るような描かれ方をしている。選択式アドベンチャーでテキストボックスがあり、そこで主人公の女の子が喋る。地の文はない。ワンスルー10分とシンプルな作だが英語圏でたいへんな話題になっている。 1人で喋る主人公。 “牛乳を買いに行くおつかいに出かけて家に帰る”までがゲームプレイの全容だ。だがその間の「会話」が著しくほかのゲームと異なっている。主人公の少女は、心か頭の中の声と会話するのだから。そしてその声はプレイヤーが担う、プレイヤーは数々の選択肢によってメタ的に接することになるのだ。 少女は一見無邪気なような発言をする。 筆者は精神疾患として双極性障害を患って長い。長い間闘病しながら、もはや病とともに生きることを当たり前としている。精神疾患を患っている知人も多い。よって一定の知識がある。 中には統合失調症

    精神疾患を巧みに表現した異形のビジュアルノベル『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』と『Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』についていえること
  • プレッシャー、追い込み、ブラックリスト入りの恐怖――マーベル作品のVFXアーティストが明かす過酷な労働環境

    部外者の立場から見ると、マーベル・スタジオはまるで機械のようだ。公開の何年も前から行われる作品発表は、常に熱狂的なファンの注目を浴び、さまざまな推測が飛び交うことになる。当然、メディアもほかの映画作品とは比べものにならないほど殺到するので、新たな予告編の公開は一大イベントと化し、熱狂に包まれたまま、やがて完成披露のプレミア試写会へと至る。 多くの人の目には、細部まで計画されており、完璧な予定に基づいた流れのように見えるだろう。試写会に参加した観客たちは、まさか今から観る作品が当日の朝になるまで完成していなかったなどとは、夢にも思わないわけだ。 マーベル・スタジオが対外的に見せる建前の姿は、ビシッと決まっている。おしゃれな服装のセレブたちが列席する、きらびやかな試写会。しかし、ファンたちは、その裏で何が起きているのかをまったく知らない。そうした華やかな世界は、なんとしても期限内に完成させろと

    プレッシャー、追い込み、ブラックリスト入りの恐怖――マーベル作品のVFXアーティストが明かす過酷な労働環境
  • なぜ公式音源ではなく「カービィ」のアレンジ楽曲がグラミー賞を受賞したのか?さらば「非公認」~ゲーム音楽アレンジ/リミックスの新時代

    『星のカービィスーパーデラックス』のアレンジ楽曲「MetaKnight'sRevenge」が、第64回グラミー賞を受賞したことで話題を呼んでいる。大変おめでたいことであり、さっそくこれを聴いてみたという方も多いと思うが、そのアルバムクレジットにはNintendoやHAL研究所の権利表記が全くないことにお気づきだろうか。 先日の糸田氏による記事でも指摘があったように、ここにはアメリカにおける音楽著作権法の改定が影響している。実はここ数年の間に、海外におけるゲーム音楽アレンジ/リミックスを取り巻く状況は激変しているのだ。音楽サブスクリプション(特にSpotify)を日常的に使っている人ならお気づきだろう。こうした「許諾なしのゲーム音楽アレンジ楽曲」が堂々と、しかも商品として罷り通るようになってきているのだ。その背景で一体何が起きているのか。いい機会なので、その背景について解説しよう。 Spot

    なぜ公式音源ではなく「カービィ」のアレンジ楽曲がグラミー賞を受賞したのか?さらば「非公認」~ゲーム音楽アレンジ/リミックスの新時代
  • ゲームシナリオの解剖学from各務都心:第5回 『VA-11 Hall-A』、「個人的」であるほど泣ける 酒の席を描いたビデオゲームへの考察

    こんにちは、シナリオライターの各務都心です。古今東西の傑作と呼ばれるゲームを、シナリオの面から掘り下げてみようという企画――「ゲームシナリオの解剖学」第5回は、ベネズエラに拠点を置くSukeban Gamesが制作したアドベンチャーゲーム『VA-11 Hall-A』を取り上げます。今回も作品のネタバレを含みますので、注意してお読みください。 すでにフォロワーを産んでいるこの「サイバーパンク・バーテンダー・アクション」という建付けは、いかにしてその素晴らしいシナリオを表現しているのか。今回は「個人的」というキーワードから読み解いていきたい。 舞台は、犯罪と汚濁に塗れた架空の都市グリッチシティ。そこはメガコープが支配し、市長はお飾りの役立たずだ。市民は貧困に喘ぎ、暴徒に怯えながら暮らしている。いわゆるサイバーパンクと呼ばれるジャンルであり、特にビデオゲームでは繰り返し描かれている。もはや説明不

    ゲームシナリオの解剖学from各務都心:第5回 『VA-11 Hall-A』、「個人的」であるほど泣ける 酒の席を描いたビデオゲームへの考察
  • ゲームシナリオの解剖学from各務都心:第3回『Celeste』他者とのあいだの壁を登り続けよ プラットフォームゲームにおけるシナリオの最適解

    プラットフォーム・ゲームとは、国内ではジャンプアクションであるとか、横スクロールであるとか言われているジャンルだ。もちろんこのジャンルの最大手は『スーパーマリオ』シリーズだろう。正直、ビデオゲームと言えばこのジャンルであると考える人もたくさんいるだろう。それくらい人類は画面に表示される足場という足場に飛び移りたいのである。 『スーパーマリオ』はストーリー性が薄い作品がほとんどだ。現在までにキャラクターや世界観が充実してきたことで、多くのIP展開がなされており、同時にキャラ付けも行われてきてはいるが、基的には「マリオがさらわれたピーチ姫を救う」という筋はほぼ変わらない。(そういう意味では『オデッセイ』のラストは非常に現代的だなあと思えて良かったが) マリオが生まれた頃はまだビデオゲームに大量のテキストを表示させる技術がなかったので、プラットフォーム・ゲームにストーリーを持ち込むというのも考

    ゲームシナリオの解剖学from各務都心:第3回『Celeste』他者とのあいだの壁を登り続けよ プラットフォームゲームにおけるシナリオの最適解
  • 日本の文化的植民地となった昭和66年のアメリカを描く中国産ゲーム『昭和米国物語』が発表!

    『Dying: 1983』や『DYING: Reborn』を手掛けた中国の開発スタジオNEKCOM Gamesによる新作RPG『昭和米国物語(Showa American Story)』が発表された。プラットフォームはPS4/PS5/PC。 舞台は昭和66年のアメリカで、強大な経済力を手にした日文化的植民地となっている。言うまでもなく架空の設定だが、日経済がピークを迎えていた昭和末期、多くのアメリカ人が恐れていたような実態がもしも当に起きていれば、というような設定と言えるだろう。鯉のぼりや招きに地蔵、それからラムネのような飲み物といった日的な要素で彩られたアメリカ。自由の女神が着物を身に纏ってしまう「if」の世界線は日人にとっても感慨深いものがありそうだ。 だが、作はそんな世界設定を真面目に描くというよりも、B級映画のような雰囲気だ。この世界には10年ほど前からゾンビや化け

    日本の文化的植民地となった昭和66年のアメリカを描く中国産ゲーム『昭和米国物語』が発表!
    murashit
    murashit 2022/01/08
    いやまあそこまで……と思って実際にトレイラーを見たときのそれが大事の持つ力が強すぎた
  • タニグチリウイチの「今のアニメを知るために」:第8回 見里朝希監督の『PUI PUI モルカー』が生き生きとしているワケ

    『PUI PUI モルカー』、『ポプテピピック』、『ジュラしっく!』。人形アニメもあればクソアニメや老舗アニメ制作会社の実験作品もあってと、脈絡なく並んでいるタイトルに共通しているのが、東京藝術大学大学院の映像研究科アニメーション専攻から出たクリエイターたちが関わっているという点だ。いずれも、独特のテイストを持ったアニメーションを商業作品の中で見せ、話題になっている。藝大に限らず芸術系の大学でアニメーションを学び、商業作品に携わるクリエイターも少なくない。アカデミズム出身者による作品の、いったい何が注目を集めているのか? 『蜘蛛ですが、なにか?』を始め、小説投稿サイトから出た作品のアニメ化が相次ぎ、『呪術廻戦』や『進撃の巨人 The Final Season』といった漫画原作のアニメも好調な2021年のアニメ戦線で、ぐいっと抜け出した作品が、『PUI PUI モルカー』だ。 監督したのは、

    タニグチリウイチの「今のアニメを知るために」:第8回 見里朝希監督の『PUI PUI モルカー』が生き生きとしているワケ
  • ついにリリースされる2020年最大の期待作『サイバーパンク2077』レビュー

    稿は日時間2020年12月10日にリリースされるCD PROJEKT REDの新作、『サイバーパンク2077』のレビューである。筆者は同年12月1日午後7時53分にレビュー用のビルドを受け取り、12月7日午後12時43分に62時間のプレイを終えて、稿を執筆した。このプレイにおけるキャラクターのビルドはセックスが女性、ジェンダーも女性、性的指向はバイセクシャル。ルーツはノーマッドで、アビリティの特性はカタナ使いのネットランナーである。 レビューに使用したメインの機材はヒューレット・パッカード社製”OMEN”シリーズの880-110jp。搭載CPUはIntel社製第8世代Coffee Lakeの8700K、グラフィックス・カードはNvidia社製GeForce 1080Ti。メモリーはブランド不明の32GB、ゲームデータ保存先はブランド不明のSSD。フレーム・パー・セカンドは全グラフィッ

    ついにリリースされる2020年最大の期待作『サイバーパンク2077』レビュー
  • 生粋ビデオゲーム主義者による信仰告白

    究極の質問――かりにあなたの手に、対人型のビデオゲームでチート行為を行った者をすべて消すボタンが握られているとしたら、あなたはそのボタンを押すか? こたえていわなければならない。私は押すだろう。 もうちょっと拡大しよう。そのボタンにチーターたちの個人情報のリストが付録として含まれていたとする。そこには心から尊敬できる人々、たとえば国境なき医師団のメンバーだとか、仕事育児に精魂を注いでいる勇敢な親たち、マリリン・マンソン、キング牧師、グッゲンハイム財団の会長などなどの名が連なっていた。どうか。答えは変わらない。私はボタンを押すだろう。 さらに推し進めよう。そのリストに私の家族、親友、私がこの世に生きる手がかりにしている人々が含まれていたならば、どうか。私はもうすこし考えるだろうが、結局は押すだろう(こうした事態が明らかになったとき魅力的な第二の選択肢は、私がビデオゲームをやめるというものだ

    生粋ビデオゲーム主義者による信仰告白
    murashit
    murashit 2020/05/25
    名文だ
  • コラムでおなじみの藤田祥平『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』のレビュー???

    ※このレビューはネタバレを含む。 90年代後期からゼロ年代初期にかけて日の一般家庭に普及したインターネットと、あるひとつのコンピュータ・ゲームをきっかけに、十三歳の少年が正道を踏み外す。正道とは、ニンテンドー64やプレイステーションがさかんに遊ばれる場所と義務教育であり、そこから外れた場とは、欧州産のオンラインFPS(一人称視点シューター)と娯楽文化だ。とはいえ、彼が生きることを選んだこの世界は、なまじオンラインであるために、孤独というよりも世界の裏側の街々に通じているのだが、主人公自身はそのことをまだ知らない。 『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』は、じつに奇妙な作品だ。書かれているテーマが独特すぎる。ビデオゲームというだけで、ほぼすべての文学者が「どうやら自分の専門じゃないな」とそっぽを向くのはわかりきっている。そのうえ、中学篇、高校篇にかけて、主人公は先述のシューターをプレイし

    コラムでおなじみの藤田祥平『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』のレビュー???
    murashit
    murashit 2020/03/24
  • IGNとIGN JAPANでスコアが極端に割れた2019年のレビュー

    世界最大のゲームメディアIGNは、20を超える地域で展開されている。1996年にスタートしたIGNは、特にレビューで知られるメディアに成長し、それらは多くの言語に翻訳されている。一方で、IGN JAPANのように独自のレビューも展開する地域も少なくない。稿では、IGNとIGN JAPANのレビューで評価が極端に割れた今年のゲームを紹介したい。なお、期間はゲーム・オブ・ザ・イヤーの対象範囲と同じ2018年12月~2019年11月末とする。 そして、IGNとIGN JAPANの評価が異なることは、個々人の評価のズレとは別に、いくつかの理由がある。まず第一に同じゲームタイトルであっても、IGNとIGN JAPANがまったく同じものをレビューしているとは限らない。IGNは当然ながら海外で発売される英語版をプレイするし、IGN JAPANのレビューはすべて日語版を対象にしている。つまり、ローカラ

    IGNとIGN JAPANでスコアが極端に割れた2019年のレビュー
    murashit
    murashit 2019/12/28
    こういうのおもしろいな
  • 『星のカービィ スーパーデラックス』はなぜ傑作なのか どうして今でもゲーマーの心に残り続けるのか

    かつてのレトロゲームをNintendo Switchで楽しめる「スーパーファミコン Nintendo Switch Online」に、『星のカービィ スーパーデラックス』(以下、「スパデラ」と表記)が追加されるニュースが大きな話題となった。 『星のカービィ スーパーデラックス』(1995)。画像はWii U バーチャルコンソール版。以下、同作の画像はすべて黒枠をカットしたもの。 「スパデラ」は1996年に発売されたアクションゲーム。タイトルからわかるように「星のカービィ」シリーズの作品で、全シリーズを通しても人気上位に入ることは間違いないであろう傑作だ。私もリアルタイムで作を遊んだが、やはり強く記憶に残る一作となっている。 しかし、23年も前のだいぶ古い作品なのになぜ未だに愛されるのか。それは「スパデラ」が「星のカービィ」シリーズの可能性を大きく広げたからだ。 一口に「星のカービィ」とい

    『星のカービィ スーパーデラックス』はなぜ傑作なのか どうして今でもゲーマーの心に残り続けるのか
    murashit
    murashit 2019/12/12
    名作
  • 『ファイアーエムブレム 風花雪月』レビュー、育成が強調されてても間違いなくFEそのものだ

    「ファイアーエムブレム(以下、FE)」の面白さの質とはなんだろうか? 戦術級に絞ったミニマムなバトルと個性豊かなユニット、中世の騎士道物語をベースとした王道のストーリー、キャラクターの絆を描く「会話」システム。様々な点が思い浮かぶが、大胆ながらも筆者がまとめると以下のようになる。キャラクターを中心としたシミュレーションRPGによって、ダイナミックなドラマを描くこと。そのため、バトルやストーリー単体では特段、優れていないこともある。そもそも折衷的なジャンルであるシミュレーションRPGは、成長要素とレベルデザインを両立するか、戦闘中心のゲームプレイでいかにストーリーを表現するかといった明白な課題が存在する。 しかしながら、シリーズの傑作は戦闘マップとキャラクターというミニマムな要素でダイナミックなドラマを表現してきた(初期のFEをプレイすると、テキスト量の少なさに驚かされる)。時代とともに

    『ファイアーエムブレム 風花雪月』レビュー、育成が強調されてても間違いなくFEそのものだ
    murashit
    murashit 2019/10/23
    終わってから読み返してみると押さえどころがぜんぶ押さえられたレビューだ
  • 一人で人狼をプレイ?独創的なSF設定のアドベンチャー『グノーシア』レビュー

    すでに出荷が終了し、ゲームハードとしては終わりを迎えつつあるPlayStation Vita。しかし2019年6月20日、彗星のごとく名作が現れる。その名は『グノーシア』。 『グノーシア』は、『メゾン・ド・魔王』で知られる独立系ゲーム開発集団「プチデポット」が5年近くかけて開発した新作タイトルである。ジャンルは“SF人狼シミュレーション・ロールプレイング・アドベンチャーゲーム”ということになっているが、ひとまずはひとりプレイ用のSF人狼ゲームだと思ってもらっていいだろう。そして、かなりの作品であると考えてもらっていい。 気づけばプレイヤーもループさせる“SF人狼シミュレーション・ロールプレイング・アドベンチャーゲーム”という基礎システム 主人公の相棒となる「セツ」。性別は男性でも女性でもない「汎性」。 物語の舞台はとある宇宙船。その船の中に、人間を襲い消滅させてしまう「グノーシア」が入り込

    一人で人狼をプレイ?独創的なSF設定のアドベンチャー『グノーシア』レビュー
  • 伝説の同人シューティング『Hellsinker.』Steam版のリリースが決定!

    今年、2019年の1月に10年越しにダウンロード販売が開始されたシューティングゲーム『Hellsinker.』が、なんとSteamでのリリースが決定した。作は2007年にコミックマーケットで発表された同人ゲームで国内外のシューティングゲーマーに多大な影響を与えた作品。その内容の複雑さと緻密さはこちらの記事を参考にしてもらいたいが、今回Steamでリリースされることで、よりアクセスしやすくなった。 ダウンロード販売後、開発者のTONNOR氏は10回以上に渡るアップデートを行い、各種オプションやUIのアップグレード、チュートリアルの追加を実装してきた。これらの内容をすべて追加する形のSteam版はある意味、決定版の『Hellsinker.』といって良い内容になるだろう。 リリース日は近日を予定しているが、価格は未定。新規のゲームプレイで作られたトレーラーやSteamのストアページで使われてい

    伝説の同人シューティング『Hellsinker.』Steam版のリリースが決定!