「焼肉酒家えびす」の集団食中毒はユッケなどが原因とみられている。肉の生食の危険性は以前から指摘されていたが、消費者の支持は根強いのが実情。自治体の調査でも「食中毒のリスクがあっても食べ続ける」との回答が目立つ。 えびすとは別の富山市の焼き肉店は、今回の問題発覚後もユッケを提供。市からは危険性について指摘を受けたが、経営者の男性は「顧客の需要は高く、今後もできれば出したい」。 富山県の担当者は、県内の店舗にはこれまでも生食を控えるよう助言してきたが「末端の消費者にまで直接伝えるのは難しい」。 東京都は平成21年、生食の意識調査し、過去3カ月間に生肉を食べた約400人中、29人が体調不良を訴えた経験を持ちながら「その後も生食を続けた」と回答。食中毒になる可能性を示した上で「今後も生食を続けるか」との問いには、千人中669人が「食べる」「場合によっては食べる」と答えた。
最初の死者が出てから1週間で強制捜査に乗り出した石川、福井両県警の合同捜査本部。中野寛成国家公安委員長は6日の会見で「業務上過失致死傷罪の適用を視野に捜査に入る」と明言したが、解明しなければならない事実は多く、立件までにかなりの時間を要しそうだ。 捜査関係者によると、問題の食肉が卸売業者から客に出されるまでの扱われ方の解明が捜査の大きポイントになる。ただ、現時点でどのような形で出荷され、いつ菌に汚染されたのかという外形事実もほとんど解明されていない。 問題の肉が生食用だったか否かについては、「ユッケ用として仕入れた」とするえびす側と「生食用ではない」とする卸売業者側で「水掛け論」になっており、今後、関係者からの事情聴取などで真相の解明を図るという。 また、肉の表面をそぎ落とす「トリミング」をえびす側が行っていなかったことが食中毒の原因のひとつと指摘されている。厚生労働省の衛生基準にも盛り込
Lesson538 掘る力 プロの書き手と、素人の差はなんだろう? いろいろあるが、 きょう私が言いたいのは、 次のことだ。 プロは「たった1つ」を言うために苦しみ、 素人は苦しんで、つい「あれこれ」言おうとする。 でも表現者として最もおそろしいのは、 「本気で書きたい1つ」を持ってしまった素人だ。 素人の本気はすごい! 以下、教育の現場から、 そう考える理由をお話したい。 ひと言、ふた言、3言(みこと)。 文章で、字数的にも、内容面からも、 「あと3言」いわなければならないとき、 素人は、 「並列」で3つを言おうとする。 プロは、 ある1つのことを、3段階に掘り下げて、 その「本質」をあぶりだそうとする。 上記のことを説明できる うまい具体例が引いてこられるかどうか、 きょう、私は、自信がないのだが、 「ある小説を読んで感想文を800字で書く。」 という具体例をあげて、 がんばって説明し
富山、福井両県の焼き肉チェーン店「焼肉酒家(ざかや)えびす」でユッケなどを食べた客4人が死亡した集団食中毒事件で、各地の焼き肉店でもユッケ販売を自粛する店が続出している。「全国焼肉協会」によると、焼き肉店は全国に約2万店。販売を続ける店には「問題があったのに、まだ出しているのか」、逆に提供を控える店には「なぜ出さないのか。肉が古いのか」と苦情が寄せられているという。 「焼肉屋さかい」など143店舗を展開する「さかい」(名古屋市)は2日からユッケ販売を停止。また、通常通り販売していた「叙々苑」(東京)も7日、「ユッケ」「塩味ユッケ」「ユッケビビンバ」「石焼ユッケビビンバ」の販売休止を発表した。(サンケイスポーツ)焼肉チェーン店のユッケ販売状況店名店舗数価格(税込み)販売状況
自分は「はてなブックマーク」で大半の情報収集を行うが、 たまに妻に付き合ってテレビを見ることがある。 「革命テレビ」とか「シルシルミシル」とか「ホンマでっかテレビ」とか・・・ で、この手のテレビを見て思うのは、「情報伝達の遅さ」である。 要は、文字にすれば十秒読めばいいだけのネタが、延々と30分に「引き伸ばされて」 画像で紹介されているわけである。 (というか、タレントによるノイズが付加される) しかも「はてなブックマーク」の場合、単なる「エントリ情報」だけでなく、 理系高学歴な「はてなー」によるツッコミ(はてブコメント)というオマケが入る。 というより、ツッコミの方が情報価値が高い。 つまり、 A.単なる新聞や雑誌の記事:価値=1、読破時間=10秒 B.それをテレビで情報番組化:価値=1、視聴時間=30分 C.それをはてなブックマークで摂取:価値=10、読破時間=30秒 となる。 効率の
ときおり、大学教育の意義は何だろう、と考える事がある。昭和の時代には大卒はホワイトカラー、高卒その他はブルーカラーという区分があったが、この境目は平成以降、次第に曖昧になってきている。それでも大学を出ることで、出なかった者と何ほどかの違いがあるとしたら、どのような点だろうか。まさか専門知識の有無ではあるまい。工学部を出たってすぐ設計はできないし、法学部や文学部で学んだ知識を企業が期待しているは思えまい。それでも、青年期の4年間を大学で過ごすことで、教育上得るものがあるとしたら、それは何か。 もしかしたら、それは多少なりともちゃんとした長さのレポートを、何度も繰り返し書かされることかも知れない。期末レポートや中間レポート、実験レポートから卒論まで、大学ではずいぶんレポートを書かされる。そして企業では、大卒の人間はそれなりに「考える仕事」を要求される。その“考える”ことの大事なプロダクト(成果
今回はレシピの話ではありませんが、食材に関することなので料理カテゴリです。富山県で焼き肉店のユッケを食べたことで食中毒が発生し、男の子2人を含む4人が死亡しました。 非常に世間では驚かれていますが、少なくとも食品衛生などにかかわる人たちの間では生肉(馬肉除く)を食べることは危険な行為という認識が以前からありました。安全な基準を満たすだけの肉がそもそも流通していないからです。 それについては、素人の僕が書くより、専門家が書いたものを読むほうが正確な知識を得られるでしょうから、リンクをいくつか貼っておきます。 肉の生食関連エントリまとめ 以前から警鐘を鳴らしていた人のまとめ記事。僕もこの人がいなければ生肉の危険性について無知なままだったでしょう。 かわいそうな男の子(FOOCOM.NETにはこれ以外にも良質な記事が多数あります。現在会員募集中) 食中毒に思う事(前編) 食中毒に思う事(後編)
今回の集団食中毒事件では、富山、福井、神奈川の3県警と警視庁の合同捜査本部は、ユッケ用生肉が焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の各店舗に納入される前にO(オー)111に汚染されていた可能性があるとみて、流通経路に着目、衛生管理などについて調べる。 ユッケに使われた生肉は、和牛などのもも肉の塊(約500〜約600グラム)。食肉加工卸業者「大和屋商店」(東京・板橋区)が、まず「さいたま市食肉中央卸売市場」(さいたま市)と「川口食肉地方卸売市場」(埼玉県川口市)で骨や脂肪が付いた枝肉として購入。骨や脂肪を除くなどして小分けにし、アルコール殺菌した後、真空パックに入れ、同チェーンの各店舗に直接納入していた。
全体の27% 焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の客4人が腸管出血性大腸菌「O(オー)111」などで死亡した集団食中毒事件で、腎臓障害などを引き起こす溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症し、重症化する患者が目立っている。県内では7日までに92人の患者が出たが、うち死亡した3人を含めてHUSを発症したのは25人で、全体の患者に占める割合は27%。県によると、通常の食中毒よりも発症の割合が高いといい、容体が急変し、死に至るケースが相次いでおり、今後も油断できない状況が続いている。 県健康課によると、通常、腸管出血性大腸菌による食中毒は、潜伏期間が約2〜5日で、長くても1週間程度。下痢などで食中毒の症状が出た人のうち、4〜10日程度経過した後、1〜10%の割合でHUSを発症するとされる。 しかし、今回はHUSを発症する人の割合は現時点で通常よりも倍以上高く、発症までの期間も短いケースが多い。さらに一
焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の客4人が死亡した集団食中毒事件で、食肉加工卸業者「大和屋商店」(東京・板橋区)が同チェーンの店舗にユッケ用和牛として卸していた肉の中に、和牛には該当しない交雑種の肉が含まれていたことが7日、読売新聞の取材でわかった。 店側では「和牛」と表示してユッケを提供していた。富山、福井、神奈川の3県警と警視庁の合同捜査本部は、肉が汚染した経緯と共に、ユッケの材料となった肉について詳しく調べる。 一般的に、交雑種は肉牛と乳牛をかけ合わせたもので、和牛は、肉牛の黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4品種とこれらを交配した牛。 交雑種であるにもかかわらず「和牛」として扱われていた肉は、先月13日に大和屋商店が加工した後納入されたもので、個体識別番号から、福島県内の畜産家の男性が飼育していたことが判明。男性によると、さいたま市食肉中央卸売市場で1頭約45万円、1キロ当
トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 肉卸業者役員がユッケ用として牛肉を通信販売 2011年5月8日 09時07分 集団食中毒が起きた焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」に牛肉を卸していた大和屋商店(東京都板橋区)の役員とみられる男性が運営しているインターネットサイトで、ユッケ用として牛肉を通信販売していたことが分かった。同商店は同チェーンに出荷した牛肉について「生食用は出していない」と説明していたが、一方で生で牛肉を使用できるような宣伝をして流通させていた疑いがある。 このサイトでは、通販会社の所在地やファクス番号が大和屋商店と同じで、担当者として同社の役員とみられる男性の名前と写真が掲載されている。 商品詳細のページには「交雑種/外モモ/B2」との商品名に「赤身率が高くユッケやロースで使用できます」と説明していた。1キロ当たり1350円で販売し、現在は品切れとなって
焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」をめぐる集団食中毒事件で、経営する「フーズ・フォーラス」社(金沢市)が卸売業者「大和屋商店」(東京都板橋区)から生肉を仕入れ始めた09年7月、ユッケ用マニュアルを改定して加工処理を簡略化していたことが7日、分かった。富山県警などの合同捜査本部は、加工処理の在り方が食中毒の原因の一つとみて、マニュアルを押収して改定の詳しい経緯を調べている。 フーズ社の「精肉加工マニュアル」によると、大腸菌などが付着する恐れのある生肉の表面を削り取る「トリミング」は、(1)パックを開ける(2)表面のドリップ(水分)をペーパーで拭き取る(3)表面の皮、脂、筋の取りきれていない部分があればきれいに取り除く--と定めている。改定前のマニュアルでは、(3)が「表面の皮を取り除く」と記され、表面全体をほぼ除去することになっていた。 生食用食肉の加工手順などを定めた厚生労働省の衛生基準は
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