外来生物であるカワヒバリガイが水路や調整池等の壁面に付着し、通水障害などを引き起こしています。このカワヒバリガイによる被害を防止するために必要な情報を紹介します。 なお、本マニュアルは、平成25年3月に策定し、その後実施した技術実証調査の結果等新たな情報を追加し、平成29年3月にマニュアルの改訂を行いました。 カワヒバリガイとは カワヒバリガイは、東アジアから東南アジアに分布する淡水棲二枚貝でです。日本では環境省が定める外来生物法において、特定外来生物に指定されています(平成18年2月)。 日本においては、自然水域では1990年に岐阜県の揖斐川下流で初めて確認され、その後、琵琶湖や木曽川水系など近畿、東海地域を中心に生息が確認されています。最近では、利根川水系などの関東地域でも生息が確認され、分布域を拡大しています。 カワヒバリガイによる被害 1. カワヒバリガイが水路などの壁面に固着した