フランス語では、親しい人には tu(2人称単数)で話かけ、そうでない人には vous(2人称複数)を使います。この場合、tu は「親称」、vous は「敬称」と言います。でも、なんで複数にすると、丁寧になるのでしょうか? 今日はその不思議について、先生に聞いてみましょう! 学生:先生、質問があります。基本的なことなんですが、なんだかわからなくなって。 先生:なんだい? 学生:フランス語の tu と vous の使い分けのことなんですが。 先生:2人称単数の親称の tu「君、お前」と、敬称の vous「あなた」のことだね。 学生:初級フランス語の授業の最初の頃、「友だち、同級生や家族に対しては tu、そうではなくて、心理的に距離がある人には vous を使う」っておっしゃっていましたね。 先生:もしかして、実際にフランス人と話してみてどっちにしたらいいか困ったとか? 学生:いや、相手は同い年