中国政府がアリババグループやテンセント・ホールディングス(騰訊)といったインターネット巨大企業への締め付けを強める今、「小巨人」と称される新世代のスタートアップが台頭しつつある。 米シリコンバレーと競合できる国内テクノロジー業界の育成を図る政府が進める野心的なプログラムの下で、こうした企業は革新的でユニークな事業に取り組んでいる。標的はロボット工学や量子コンピューター、半導体など戦略的に重要なセクターだ。 自動運転のスタートアップ、馭勢科技(北京)は政府の審査を経て小巨人との認定を得た1社だ。政府のお墨付きは、同社の信頼性を高めたほか、財務面でも恩恵となった。呉甘沙氏率いる馭勢科技は昨年、国有ファンドからの出資も含め10億元(約180億円)余りを調達。企業価値が10億ドル(約1140億円)以上の未公開企業、ユニコーンの仲間入りも果たした。 小巨人プログラムが始まったのは10年余り前だが、政
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