アメリカで30年ものの住宅ローン金利が3.69%に上昇し、2年1か月ぶりの高い水準となっています。金融の引き締めのペースが速まるという見方から長期金利が上昇していることが背景にあり、低金利のもとで活況となっていた住宅市場に及ぼす影響が注目されます。 アメリカの政府系住宅金融機関フレディマックのまとめによりますと、30年ものの住宅ローン金利は10日までの1週間の平均で3.69%と、前の週と比べて0.14ポイント上昇しました。これはおととし1月以来、2年1か月ぶりの高い水準です。 背景には、中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が金融の引き締めのペースを速めるという見方が強まり、長期金利が10日、2年半ぶりに2%台をつけるなど上昇していることがあります。 30年ものの住宅ローン金利はおととし3月、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてFRBがゼロ金利政策と量的緩和策を導入してから低下し、去年
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