西九州新幹線・武雄温泉~長崎間(約66km、2022年秋頃開業予定)の列車「かもめ」に導入される電車「N700S」。最初に完成した編成(Y1編成、6両)が1月6日から11日にかけ、製造メーカーがある山口県から長崎県の車両基地まで輸送された。その行程をまとめた。 日立製作所の工場を「出港」(1月6日夕方) 「かもめ」向けN700Sは日立製作所の笠戸事業所(山口県下松市)で製造。西九州新幹線の車両基地である大村車両基地(長崎県大村市、新大村駅から武雄温泉寄り約2.5km)までは直線距離でも約210kmある。今回の輸送では、笠戸事業所から川棚港(長崎県川棚町)まで約320kmを海上ルートで運び、同港から大村車両基地まで約25kmを陸送した。 1月5日、台船(海上での作業や重量物の運搬に使う箱型の船)「白龍」への積み込み作業を開始。まず先頭車2両が積み込まれ、続いて中間車4両と台車が搭載された。
2024年春に北陸新幹線が延伸・開業する福井県敦賀市。現在は北陸本線の敦賀駅を中心に日本海へ向かって街が広がっています。その先にある敦賀港近くには、美しい佇まいの洋館「敦賀鉄道資料館」があります。建物はまるで神戸や横浜にある西洋の異人館そのもの。ここは明治に開業した「欧亜国際連絡列車(ポートトレイン)」の発着駅・「旧敦賀港駅舎」を再現した建物です。 「欧亜国際連絡列車」って?と思う方も多いかもしれません。1912年(明治45年)に設定された、東京から敦賀、航路を経て、ウラジオストクからフランス・パリまで行く列車のことです。この複雑な路線で運行されていた欧亜国際連絡列車ですが、必要な切符はたったの1枚でした。 大河ドラマ「いだてん」で有名な「金栗四三」が、ストックホルムオリンピックに出場するため、実際に利用した列車でもあります。旅客機のない時代の、東京から北陸まわりでヨーロッパまで行ける不思
鉄道需要は回復傾向にある。2020年9月28日に3度目の緊急事態宣言期間が終了し、国内新規感染者数は激減した。「新幹線が混んできたな」とか「通勤電車で座れなくなった」という声も聞くし、筆者も体感している。 JR各社とも冬の臨時列車を増発しており、大手私鉄などで大晦日から元日に向けて終夜運転を復活させる路線もある。 しかし変異型オミクロン株の感染者がジワジワと増えつつあり予断を許さない状況だ。この状況下は、鉄道に限らずあらゆる業種で予測が付かない。 それでも決定事項はいくつかある。「西九州新幹線開業」「JR只見線全線再開」「新型車両導入」「減便ダイヤ改正」だ。 関連記事 次の「新幹線」はどこか 計画をまとめると“本命”が見えてきた? 西九州新幹線開業、北陸新幹線敦賀延伸の開業時期が近づいている。そこで今回は、新幹線基本計画路線の現在の動きをまとめてみた。新幹線の構想は各県にあるが、計画は「建
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く