<全国高校野球選手権:前橋商3-0宇和島東>◇8日◇1回戦 前橋商(群馬)の小さなエースが今大会完封勝利一番乗りを果たした。163センチと参加49校で最も小柄なエース野口亮太投手(3年)が、カーブ、スクリューボールを効果的に使って宇和島東(愛媛)打線を3安打9三振に抑えた。07年12月に心不全で亡くなった父利治さん(享年55)にささげる甲子園の初勝利だった。 163センチが大きく見えた。野口は躍動感のあるフォームから、130キロ前後の直球とカーブ、スライダー、スクリューボールにカットボールで丁寧にコーナーを突いた。「小さいなら浮き上がるような球を投げればいい。打者の構えや表情を見て、相手の読んでいないボールを投げるように心掛けている」という頭脳的な投球で、8回を除く毎回の9三振を奪った。 6回の先頭打者に初安打を許したが、今度は「自信がある。狙った」というけん制で相手の裏をかいた。次打者へ
春夏連覇を狙う興南のエース島袋。地方予選は31回を投げて、わずか2失点と格の違いを見せた【写真は共同】 8月7日に開幕する第92回夏の全国高校野球選手権大会。昨年の菊池雄星(花巻東高・現埼玉西武)ほどの大物選手はいないが、大会を盛り上げてくれる個性豊かな選手らが全国の舞台に顔をそろえた。春夏連覇を目指すトルネード左腕・島袋洋奨(興南高)は今予選では本調子でない中も、31回を投げて、44奪三振、2失点と格の違いを見せつけた。今春の選抜4強に貢献した187センチの大型右腕・有原航平(広陵高)は予選決勝で昨夏代表の如水館高を4安打完封した。本格派右腕・中川諒(成田高)はOBの唐川侑己(現千葉ロッテ)に似た投球フォームで甲子園の躍動を誓う。右横手に転向した一二三慎太(東海大相模高)は新たな武器であるシュートで全国制覇を目指す。1年夏以来の甲子園となる仙台育英高・木村謙吾は145キロの速球を武器に予
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く