復権望む声に賛否 滞在先のエジプトのカイロでインタビューに応じるカダフダム氏=2021年11月15日、カイロ[筆者撮影]【時事通信社】 北アフリカのリビアでは2011年、中東の民主化運動「アラブの春」が波及し、42年間の長期独裁を敷いた最高指導者カダフィ大佐率いる政権が倒れた。あれから10年。国が東西に分裂する内戦に陥り混乱が長引く中、リビア国内ではカダフィ政権下の「安定」を懐かしむ声もある。 最側近としてカダフィ大佐を支えた、いとこのアハメド・カダフダム氏(69)がインタビューに応じ、「平和と安定の拠点だった昔に比べ、現状は最悪だ」と母国の窮状を嘆きつつ、「カダフィは特別な人間だった。いつか世界が彼の本質を理解してくれると信じている」と語った。(時事通信社カイロ支局 鈴木克彦) ◆地球コラム バックナンバー◆ 安定への懐古【次ページ】 12 次へ フォトギャラリー
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