自民党の山内俊夫参院議員は29日、高松市内で開かれた県連の常任顧問会議に出席し、改革クラブ入りの意向を固めた経緯を報告した。離党届提出の前日まで県連に報告がなく、両党幹部の間で話が進んだため、出席者からは不満も出たという。だが、最終的には自民党を補完するためという説明を受け入れ、「政党助成金目的という誤解を受けないよう、離党は年明け以降」という条件付きで山内氏の離党を了承した。 終了後に記者会見した大野功統県連会長は「自民党は地元に根を張って再生していかなくてはいけない時期。こういう問題を党本部で協議する場合、県の代表も入れてほしい」と述べた。また、同日、県連の意思を尊重し、もっと地元に相談する▽政党助成金目的でないことを明確にするため、離党は(政党助成金決定の基準日となる)1月1日より後とする▽党本部は説明責任を果たす▽山内氏に自民党への協力要請をする――ように党本部に申し入れた。
予備選で山辺氏に圧勝 来年夏の参院選富山選挙区(改選数1)の候補者を決める自民党県連の予備選が20日、開票され、前参院議員の野上浩太郎氏(42)=富山市=が、県議の山辺美嗣氏(57)=南砺市=を大差で破った。県連は同日の総務会で野上氏の擁立を決定し、21日にも党本部へ公認申請する。週内にも公認が正式に決まる。 投票権を持つ党員・党友は3万5934人で、投票者数は1万8780人に上り、投票率は52・26%と目標の50%を上回った。野上氏は1万4835票、山辺氏は3884票を獲得した。無効は61票だった。 野上氏は「厳しい戦いになるが、今の政権は日本の針路を示せない状況にある。地方から国を立て直す政治を、富山から始めたい」と決意を述べた。敗れた山辺氏は、「やぐらの一つになり、勝利に向かってがんばることをお誓い申し上げる」と、協力する姿勢を強調した。 初めての予備選について長勢甚遠県連会
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