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ブックマーク / globe.asahi.com (7)

  • 「僕らはいい時だけフランス人」移民2世の監督が描く現代の『レ・ミゼラブル』:朝日新聞GLOBE+

    『レ・ミゼラブル』から © SRAB FILMS LYLY FILMS RECTANGLE PRODUCTIONS 『レ・ミゼラブル』と聞けば、ユーゴーの同名小説やミュージカルを思い浮かべる人が多いだろう。だが今作は、ユーゴーの小説でコゼットが暮らしたパリ郊外モンフェルメイユを舞台とする、まったく別の現代劇だ。低所得者層の集合住宅が並ぶモンフェルメイユに赴任した新人警官ステファン(ダミアン・ボナール)は、同僚警官のクリス(アレクシス・マネンティ)とグワダ(ジェブリル・ゾンガ)と巡回するうち、様々なグループの緊張関係や、同僚警官の住民への横暴にも接して戸惑う。ある日、街に来たロマのサーカス団の子ライオンが盗まれ、大変な事態に陥ってゆく。 カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞、アカデミー国際映画賞やゴールデングローブ外国語映画賞にノミネート。2月28日には、フランス版アカデミー賞のセザール賞で作品

    「僕らはいい時だけフランス人」移民2世の監督が描く現代の『レ・ミゼラブル』:朝日新聞GLOBE+
  • バリ島産バナナで作る手すきの紙 口コミで世界に広がる:朝日新聞GLOBE+

    バナナの茎から再生して作った「バナナペーパー」を空に広げる成瀬潔さん(右)と工房のスタッフら=写真はいずれも2018年6月、インドネシアのバリ島・ウブド、野上英文撮影 インドネシアのバリ島、デンパサール国際空港から車で北に1時間半。ウブドの村は、熱帯雨林の緑に覆われていた。おおまかな地図しか手元になく、不安げに電話すると、成瀬潔さん(68)は、笑いながら出迎えてくれた。「番地なんか無いんですよ、ここは。田んぼのなかで」。バナナの木が生い茂る1000坪の借地の一角に、成瀬さんの工房はあった。 赤とこげ茶色の屋根の工房(右)へ案内してくれる成瀬潔さん。自宅を入れた借地は1000坪 バリ島でバナナペーパーを作る成瀬潔さん 敷地に踏み入れると、切り株のような緑色の幹が並んでいた。「バナナの茎です。木ではなくて、1年草なんですね。実がなった後のバナナの茎を、紙を作る材料にしています」。 偽茎(ぎけい

    バリ島産バナナで作る手すきの紙 口コミで世界に広がる:朝日新聞GLOBE+
  • プーチン大統領が礼賛する文豪ツルゲーネフ 思惑はどこに:朝日新聞GLOBE+

    ロシア・ムツェンスクの田園にあるツルゲーネフの屋敷をきれいにする作業員たち=2019年2月19日、Sergey Ponomarev/©2019 The New York Times

    プーチン大統領が礼賛する文豪ツルゲーネフ 思惑はどこに:朝日新聞GLOBE+
  • 意見が違う相手とも エール大・浜田宏一氏の「89人インタビュー」:朝日新聞GLOBE+

    1936年生まれ。2012年から20年まで、安倍晋三内閣の内閣官房参与を務めた。エール大学名誉教授、東京大学名誉教授。著書に「アメリカは日経済の復活を知っている」(講談社)、「エール大学の書斎から 経済学者の日米体験比較」(NTT出版)など多数。 ■「なぜ経済政策を誤るのか」答えをさがして ――浜田さんの著書「21世紀の経済政策」は600ページを超える大著となりました。しかも、世界と日の政策当局者、経済学者、経済評論家、政策アドバイザーなど総勢89人に直接インタビューし、議論したものを構成したものです。ジャーナリストが手がけるならともかく、一線の学者である浜田さんが直接聞き取りしたことに驚きました。膨大な作業ですが、動機は何だったですか? をまとめるに至った、いちばん初めの問いは「政府が経済政策を誤るのは、政策担当者が個人や組織の利害にこだわるためか? それとも、経済論理に無知である

    意見が違う相手とも エール大・浜田宏一氏の「89人インタビュー」:朝日新聞GLOBE+
  • 世界を覆う食料価格の高騰、貧しい国にのしかかかる負担:朝日新聞GLOBE+

    米ネブラスカ州ノックス郡で収穫されるトウモロコシ。世界各地の農業従事者は、生産物をマーケットに届ける過程で多くの難題に直面している=2021年10月5日、Alyssa Schukar/©2022 The New York Times

    世界を覆う食料価格の高騰、貧しい国にのしかかかる負担:朝日新聞GLOBE+
  • イスラエルの乾燥地農業、最前線を見る 「砂漠に花を咲かせる」建国来の夢 :朝日新聞GLOBE+

    いい加減座っているのがつらくなってきた。イスラエル・テルアビブを出発して、計4時間も車に揺られている。荒涼とした土の砂漠にすっかり飽きてしまった頃、突如、天にそびえる数千のナツメヤシの林が見えてきた。ヨルダンとの国境に近いアラバ渓谷のクトラにある集団農場(キブツ)だ。 米カリフォルニア生まれで約40年前に移り住んだという土の研究者、エレーン・ソロウィ(66)が迎えてくれた。「ここに来たときには、ナツメヤシも何も生えていなかった。私たちは一つの作物だけに頼るわけにはいかない。だから500もの植物を試し、失敗を繰り返してきた」。当時の人口は研究者など50人ほど。今では200人以上が暮らし、乾燥地の農業を学ぶ学生も世界各地から集まってくる。 80ヘクタールの農地では、オリーブやメロン、野菜などを育て、ビニールハウスでは乾燥に強い品種を研究・開発していた。ナツメヤシの実は、干し柿のように巨大で、

    イスラエルの乾燥地農業、最前線を見る 「砂漠に花を咲かせる」建国来の夢 :朝日新聞GLOBE+
  • 銀河英雄伝説の田中芳樹さん「ナンバー2は綱渡り」 オーベルシュタインの不要論語る:朝日新聞GLOBE+

    業界の首位と2位は単純に言えば競い合うだけの関係ですが、同じ組織のトップとナンバー2となると、支えもすれば競いもする複雑な人間模様を描きます。 最初の出版から今年で40年、2度目のアニメ化が進み、国境も世代も越えて読み継がれているSF小説の大作「銀河英雄伝説」(銀英伝)では、その序盤、異彩を放つ登場人物がトップに「ナンバー2不要論」を具申します。「組織にナンバー2は必要ありません。無能なら無能なりに、有能なら有能なりに、組織をそこねます」――。 この発言は物語の展開を大きく変え、多くの銀英伝ファンの心を揺さぶることになるのですが、著者の田中芳樹さんはこの発言にどんな思いを込めていたのでしょうか。(大牟田透) 「銀河英雄伝説」のオーベルシュタインが唱える「ナンバー2不要論」を語る田中芳樹さん 銀英伝は、銀河帝国のラインハルト、自由惑星同盟のヤンという2人の若い戦略家の攻防を軸に描かれた壮大な

    銀河英雄伝説の田中芳樹さん「ナンバー2は綱渡り」 オーベルシュタインの不要論語る:朝日新聞GLOBE+
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