『レ・ミゼラブル』から © SRAB FILMS LYLY FILMS RECTANGLE PRODUCTIONS 『レ・ミゼラブル』と聞けば、ユーゴーの同名小説やミュージカルを思い浮かべる人が多いだろう。だが今作は、ユーゴーの小説でコゼットが暮らしたパリ郊外モンフェルメイユを舞台とする、まったく別の現代劇だ。低所得者層の集合住宅が並ぶモンフェルメイユに赴任した新人警官ステファン(ダミアン・ボナール)は、同僚警官のクリス(アレクシス・マネンティ)とグワダ(ジェブリル・ゾンガ)と巡回するうち、様々なグループの緊張関係や、同僚警官の住民への横暴にも接して戸惑う。ある日、街に来たロマのサーカス団の子ライオンが盗まれ、大変な事態に陥ってゆく。 カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞、アカデミー国際映画賞やゴールデングローブ外国語映画賞にノミネート。2月28日には、フランス版アカデミー賞のセザール賞で作品
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