自民党の山内俊夫参院議員は29日、高松市内で開かれた県連の常任顧問会議に出席し、改革クラブ入りの意向を固めた経緯を報告した。離党届提出の前日まで県連に報告がなく、両党幹部の間で話が進んだため、出席者からは不満も出たという。だが、最終的には自民党を補完するためという説明を受け入れ、「政党助成金目的という誤解を受けないよう、離党は年明け以降」という条件付きで山内氏の離党を了承した。 終了後に記者会見した大野功統県連会長は「自民党は地元に根を張って再生していかなくてはいけない時期。こういう問題を党本部で協議する場合、県の代表も入れてほしい」と述べた。また、同日、県連の意思を尊重し、もっと地元に相談する▽政党助成金目的でないことを明確にするため、離党は(政党助成金決定の基準日となる)1月1日より後とする▽党本部は説明責任を果たす▽山内氏に自民党への協力要請をする――ように党本部に申し入れた。