カンナバーロも代表を去った今、守備の再構築などイタリア代表が抱える問題は山積み。プランデッリの手腕が問われる 7月1日、前フィオレンティーナ監督のチェーザレ・プランデッリが、イタリア代表監督の任に就いた。就任自体は大会前に内定していたことだが、南アフリカでの大惨敗によって、彼の双肩には重い使命が課せられることになった。 王座防衛に挑んだ南アW杯で、イタリアは1勝すらできず、グループリーグ最下位で敗退した。100年におよぶ同国代表の歴史のなかで最悪となった成績に国民は怒り心頭。国内メディアも一斉に代表チームを猛批判し、「恥さらしども!」(『コリエレ・デロ・スポルト』紙)、「役立たずの世界王者」(『リベロ』紙)などと容赦なく叩きのめした。『ジョルナーレ』紙にいたっては、ピッチ上に11個の棺を並べた風刺画を1面掲載。「いきすぎだ」とMFペペら代表選手の怒りを買い、論議を呼んだ。 なぜイタリアはこ