www.j-cast.com J-CAST は、高騰する電子ジャーナルの購読費の問題も、あわせて書くべきだった。関連企業の商売のあこぎさも、あわせて。 阪大図書館においてさえこうである。いわんや他大学においてをや。図書館予算を逼迫している原因の一つは巨額の電子ジャーナル購読費にある。紙・電子ともに、必要な雑誌記事は複写サービスでも取り寄せられるが、自分の大学内で「アクセス権/環境」があるかどうかは、教育研究環境の質に大きく関わる。論文データベースで検索してから、実際にその論文を入手するまでの、手間と時間が、まったく異なるからである。その一手間、その数日が、研究の速度・能率・意欲を微妙に、しかし長期的に押し下げる。 大学間の図書館格差が開きすぎた米国では “他大学のデータベースにアクセスさせてもらうための出張助成金” さえあるという。日本もそうなっていくのか。(以前書いたこちら「デジタル化と