食糧不足が今後起きるのか。未来のことは誰も正確には分からない。しかし、最近までのトレンドを追いかけ、それを未来に外挿するという方法論で推論を行うと、「食糧不足は起きない。しかし、ある食糧(今回述べないが、マグロ、ウナギ、マイワシ。魚ばかりだ!)は食べられなくなる可能性が高い」。という結論になる。 現時点で、食糧供給の未来像を語る人には、何種類か居るように見える。その一つの流儀は、上に述べたような過去のトレンドを解析し、それを未来に外挿するというやり方である。日本では、川島博之氏がその例である。 それ以外の人の主張を見ると、結局、未来は分からない。何か突発的な事態が起きるかもしれない、ということ以外に根拠が無さそうである。しかし、この突発的な事態というものが否定できるか? 例えば、地球環境問題で、気候が変動する。特に、降水が増加したり、減少したりして、大変なことになる。ヨーロッパは、ほぼ確実