最古の三間社流造か 平安前期の神社本殿跡、滋賀で出土2008年10月2日6時33分印刷ソーシャルブックマーク 三間社流造の神社本殿跡とみられる建物跡。奥が本殿、手前が庇部分の柱穴=滋賀県東近江市発見された三間社流造の神社本殿跡の想像図=大上直樹・大阪人間科学大准教授作製 滋賀県東近江市の金貝(かなかい)遺跡で、平安時代前期(9〜10世紀)に建てられた三間社(さんげんしゃ)流造(ながれづくり)の神社本殿とみられる建物跡が見つかった。滋賀県文化財保護協会が1日発表した。正面の庇(ひさし)部分が長い流造の本殿は全国で見られる一般的な神社建築の様式で、今回の本殿跡はこれまで確認された中で最古という。 直径約50〜95センチの柱穴が計16カ所見つかった。柱穴の出土状況から約3メートルの庇を持ち、正面に4本の柱が並ぶ三間社流造と判断した。幅約6メートル、奥行き約7メートルの掘っ立て柱の建物で、階段とみ