2022/11/11 凸版印刷、明治期から昭和初期の手書き文字を解読する AI-OCRを日本で初めて開発
法務省のウェブサイト『戸籍統一文字情報』で検索して出てきた見たことのない漢字。これらはいったいなんなのか。 趣味で漢字字典を編纂しているという方に、いろいろと聞いてみた。前回記事「『戸籍統一文字』の見たことない漢字はいったいなに?」の、続きです。 話が長くなってしまったので、続きです 前回、趣味で漢字字典を編纂している竹澤さんに、見たことのない漢字の素性をいろいろと聞いた。 しかし、あまりのボリュームに、いったん区切りとしたが、残りの部分もぜひ読みたいというご意見をいくつか頂いたので、続編を公開することにしたい。 趣味で、漢字字典を製作中という竹澤さん(左上)、筆者・西村(右上)、デイリーポータルZ編集部・古賀さん(左下)、デイリーポータルZ編集部・林さん(右下)以降敬称略 本字、正字、略字、俗字、異体字、常用漢字、人名用漢字……とはいったいなに? 西村:ところで、戸籍統一文字を検索してい
法務省が、戸籍で取り扱う文字を整理した「戸籍統一文字」を検索できるウェブサイト「戸籍統一文字情報」で、漢字を検索すると、みたことのない漢字がゾロゾロでてきて、たいへんおもしろい。 当サイトでは、昨年動画で取り上げたうえに、記事化までしていじり倒してきた。 この、みたことのない漢字をいじっておもしろがるのは、それはそれでいいけれど、やはり「なんでこんな漢字があるのか」という、素朴な疑問も当然わく。 そこで、漢字に詳しいひとと一緒に、戸籍統一文字にある不思議な文字を一緒にみてもらうことにした。 「戸籍統一文字」とは? 日本語を話す日本人が普段使うとされている漢字は、常用漢字としてまとめられており、その数は現在2136文字ある。 そのほか、めったに見かけないけれど、読んだり書いたりできる漢字。読み方もわからないけれど、どこかで使われている漢字をあわせて、かなり多めに見積もっても、おそらく3000
みを(miwo)くずし字認識アプリ(多文字) みを(miwo)は、くずし字認識のためのモバイルアプリです。スマホ、タブレットでくずし字資料を撮影した画像や、インターネットからダウンロードした画像を対象に、多文字くずし字OCR機能を提供します。 みを(miwo) - AIくずし字認識アプリ KuroNetくずし字認識サービス(多文字) KuroNetくずし字認識サービスは、IIIF (International Image Interoperability Framework)準拠の画像を対象に多文字くずし字OCR機能を提供する、サーバAPIベースのサービスです。 KuroNetくずし字認識サービス KogumaNetくずし字認識サービス(一文字) KogumaNetくずし字認識サービスは、任意の画像を対象に一文字くずし字OCR機能を提供する、ブラウザベースのサービスです。 KogumaNe
独習用教材を公開します。 補足情報を随時下に追加します。 若干情報を補足します。(最新:20230618) 前口上 2021年1月13日付、日経新聞に「東大など、東アジア最大の漢字字形データベース公開」という記事が出て、少し話題になりました。ニュース記事なのでいずれリンクが切れてしまうかも知れませんので、最初と最後だけ引用します。 木簡や版本などの歴史資料に書かれたくずし字をはじめとする漢字を「史的文字」という。中国では王朝の変遷とともに漢字の形が変化し、様々な異体字も存在する。東京大学史料編纂所など国内外の6つの研究機関はこうした多様な来歴のある漢字を一括検索できる「史的文字データベース連携システム」を開発、このほどインターネット上に公開した。 +++++++++++++++++++ データベースは「IIIF」と呼ばれる国際規格に沿って制作した。史料編纂所の山田太造氏は「IIIFは世界中
読売新聞社の運営するサイト 発言小町 「発言小町」は、読売新聞が運営する女性向け掲示板で、女性のホンネが分かる「ネット版井戸端会議」の場です。 ヨミドクター yomiDr.(ヨミドクター)は、読売新聞の医療・介護・健康情報サイトです。 OTEKOMACHI 「OTEKOMACHI(大手小町)」は読売新聞が運営する、働く女性を応援するサイトです。 idea market idea market(アイデア マーケット)」は、読売新聞が運営するクラウドファンディングのサイトです。 美術展ナビ 読売新聞が運営する美術館・博物館情報の総合ポータルページです。読売新聞主催の展覧会の他、全国美術館の情報を紹介します。 紡ぐプロジェクト 文化庁、宮内庁、読売新聞社で行う「紡ぐプロジェクト」公式サイト。日本美術と伝統芸能など日本文化の魅力を伝えます。 読売調査研究機構 東京、北海道、東北、中部、北陸を拠点に
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下の通り、詳細が決定しました。 地名とまちづくりを考える 第3回 方言漢字サミット - 文字から地域の文化を考えよう! - 話し言葉に方言があるように、書き言葉にも方言が存在することはあまり意識されません。文字、ことに漢字においても地域による差があり、「地域漢字」や「地域音訓」が実在しますが、ほとんど気付かれないようです。 例えば、茨城県に多い「圷」(あくつ)、広島・山口県にある「垰」(たお)、宮城県の「閖」(ゆり)などです。そして、八潮市の「垳」(がけ)も同様です。方言漢字は、方言学界でも注目されるようになり、漢検の漢字ミュージアムで常設展示となり、NHKの人気番組「日本人のおなまえっ!」でも繰り返し取り上げられています。 ところが、方言漢字の宝庫である地名は、市町村合併や区画整理を理由に急速に消えつつあります。八潮市の「垳」についても、その7割にあたる区域で区画整理事業が進行し、2年後
日本列島で文字が使われ始めた時期が大きくさかのぼるかもしれません。弥生時代や古墳時代の遺跡から発掘された石が調査の結果、「すずり」と判断される事例が九州北部を中心に相次ぎ、調査に当たった専門家は、紀元前100年ごろから文字が使われていた可能性があると指摘しています。 刃物などを研ぐ「砥石(といし)」と判断されていた石などを詳しく調べ直した結果、これまでにおよそ130点が「すずり」と判断されました。 ほぼ同じ時代の中国や朝鮮半島の遺跡から見つかったすずりと形が似ていることに加え、石のすり減り方が砥石と異なるほか、一部には墨とみられる黒い付着物が付いていたことなどから、「すずり」と判断したということです。 調査に当たっている弥生時代の専門家で、國學院大学の柳田康雄客員教授によりますと、「すずり」と判断した石は、九州北部を中心に西日本の各地に分布し、このうちの5点は弥生時代中期の紀元前100年ご
「凡直」と刻まれた土器。「凡直」の下の一文字は「万呂」の合わせ字と考えられるという=愛媛県今治市で、中川祐一撮影 県埋蔵文化財センターは16日、今治市新谷の新谷古新谷(にやこにや)遺跡で古代氏族、凡直(おおしのあたい)氏の文字が刻まれた須恵器が県内で初めて発掘されたと発表した。19日午後1時から現地説明会を開く。 須恵器は形状などから8世紀後半ごろのものと考えられ、上部が欠けているが小型の長頸壺(ちょうけいつぼ)と推定される。直径約7センチの底部に「凡直」、その下に「万呂」を合わせたと考えられる1文字、右横に「龍」と推定される字が刻…
※平成31年4月2日追記 4月1日、新元号がついに発表されました。 それを受けて「新しい元号を本気で予想する会」で予想した新元号をふり返る記事をアップしております。 予想の結果がどうなったか気になる方は下のリンク先の記事をぜひ御覧ください。 『「新しい元号を本気で予想する会」答え合わせ』 まだ、新元号を知らないので、自分も予想してから結果を知りたい! という方は、以下の記事を一読してから、上記リンク先記事を御覧ください。 iPhoneの年表示も元号 新元号が楽しみすぎてiPhoneの年の表示設定も元号にしてしまった。 時空を超えるiPhone 和暦表示に設定した場合、写真のExifの日付をいじってiPhoneにとりこむと、ちゃんと神護景雲とか元禄みたいな、昔の元号で表示してくれる。ナイスな機能だ。 和暦表示のため、アプリの日時の表記はすべてH31みたいな感じになってるが、とくに不便を感じた
2019年2月 平城宮跡資料館では、毎年秋に「地下の正倉院展」で木簡の実物を展示しています。けっして見栄えする遺物とはいえない木簡ですが、来場者の方からは、毎年必ずと言っていいほど「木簡の文字がきれいで、読みやすくて、感動した」という感想をいただきます。 奈良時代の出土文字資料の中には、時に目を見張るほど端正なものがありますし、毎年の正倉院展に出陳される奈良時代の写経も、徹頭徹尾統一された美しい書に頭が下がる思いがします。奈良時代に、そのように美しい文字を書くことが求められた代表的な人々といえば、造東大寺司(ぞうとうだいじし)下の写経所に所属した写経生たちがあげられます。写経生たちは、どうしてこのようにきれいな文字を書けたのでしょうか。 今回は写経生の採用試験を例に、奈良時代の美しい文字、その裏側をご紹介します。 (図1)は、試字(しじ)と呼ばれる写経生採用試験の答案の一例です。巧拙を問う
Published 2018/10/25 14:00 (JST) Updated 2018/12/11 12:55 (JST) 最大規模の漢和辞典として知られる「大漢和辞典」(大修館書店)のデジタル版が11月28日に発売される。1990年代以降、辞書・辞典類のデジタル化が進む一方で、収録文字数の膨大さなどから困難とみられていたなかでのアナウンスに、ネット上では「ついに!」「あと10年早ければ」と驚きの声が上がった。「東洋文化の一大宝庫」とたたえられる大漢和辞典のデジタル化。いったいどれだけすごいことなのか。(共同通信=松森好巨) ◇完結まで70年超 大漢和辞典は全15巻に親字(見出しの漢字)5万字、熟語50万字が収録されている。全巻合計1万8千ページという大部で、一般的な漢和辞典に収録されている親字が1万字前後であるのと比べてもその規模の大きさが分かる。 完結に至る道のりもまた壮大だ。大修
見付かる地域差 地域性を帯びた文字を方言文字あるいは地域文字、それが漢字であれば方言漢字とも呼びます。中国は国土が広く、方言差も激しいため、古くから各地で方言漢字が作られ、用いられてきました。 日本列島では、北海道から沖縄まで各地に存在しています。奈良時代以前より、金石文、木簡、文書や書籍では使用漢字に地域による変異が現れ、とくに近世以降、文芸や固有名詞の表記などに多数出現します。 近世から言及がなされ始め、近代以降は柳田国男、永野賢、柴田武、見坊豪紀、鏡味明克ほかがそれぞれの立場から概念と実例を提示してきました。 墹之上(ままのうえ) 2018.1.2 静岡県伊豆の国市にて撮影 実例としては 字(字種)としては、東北の「萢」(やち)「轌」(そり)、関東の「圷」(あくつ)、京都の「椥」(なぎ)、中国地方の「嵶」「垰」「乢」(たお、たわ、とう)、九州の「椨」(たぶ 旁が符、鹿、虫などの異体字
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